あおもりホリデーパス
以前は「小さな旅ホリデー・パス」として発売されていましたが、平成22年12月の東北新幹線全線開業に伴って八戸以北の東北線が青い森鉄道に移管された際に現在の「あおもりホリデーパス」となりました。「ホリデー」という名前が付くとおり土休日利用という条件は変わりません。フリーエリアは以下の通りです。
【フリーエリア】
- 奥羽線…弘前~青森
- 五能線…五所川原~川部
- 津軽線…青森~三厩(全線)
- 大湊線…野辺地~大湊(全線)
- 八戸線…八戸~久慈(全線)
- 青い森鉄道…目時~青森(全線)
フリーエリア内のJR駅での片発売となっており、青い森鉄道での発売はありません。
八戸~青森間の青い森鉄道への移管に伴って大湊線と八戸線がJR在来線から飛び地になっているので、青い森鉄道が含まれないとフリーきっぷとして使えませんそこの調整がカギだと思っていましたが、大人400円の値上げと引き換えにフリーエリアに組み込まれました。また、既に青い森鉄道として運行されていた目時~八戸間もフリーエリアに加わり、青い森鉄道全線で利用できるようになっています。
「小さな旅ホリデー・パス」は青森県内でも津軽地方(新青森以南)がぽっかり抜けていましたが、「あおもりホリデーパス」では秋田県境に近い部分を除いた大半の部分が含まれるようになっており、名実ともに「あおもり」のフリーパスになったと思います。
【ひとこと】
400円値上げにはなっていますが、青森県のJR線のほとんどと青い森鉄道の全線が利用できるので、使い勝手はいいと思います。しかし、八戸~青森間の特急列車は廃止となっているので、動ける範囲は狭まっています。
青い森鉄道の有人駅では同じ発売日条件で青い森鉄道全線が利用できる「青い森ホリデーフリーきっぷ」というきっぷを2000円で発売しています。400円足すことによってJR線のフリーエリアも加わるわけですから、利用する側にとっても選択肢が増えて魅力だと思います。私は青い森鉄道でもこのきっぷを発売すべきだと思います。
使い勝手…★★★☆☆
お得感…★★★☆☆
当日発売…あり
小児用…あり
【追記】
アップした後に気づいたんですが、このきっぷは青い森鉄道の配分が少ないと思われますので、下手に青い森鉄道でも売ってしまうと顧客サービスにはなっても利益が減るという逆効果になるかもしれません。
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