リバイバル津軽
▼種別:急行(団体専用)
▼運転区間:上野~青森(羽越・奥羽線経由)
昨年11月にJR東日本秋田車両センターの583系を使用して、急行「リバイバル津軽」と銘打った上野から奥羽線経由で青森まで行く団体専用列車が設定されました。私個人的な急行「津軽」は仙山線経由の583系のイメージだったので、ピッタリでした。古くは福島から奥羽線に入っていましたが、福島~山形間が山形新幹線向けに改軌されたため、平成3年から仙山線経由で運転されていました。
このきっぷは私が初めてまともに「津軽」に乗車した時の指定券です。この頃の「津軽」は仙台から仙山線で山形に入り、山形駅で方向転換していたため、朝目覚めたら進行方向が変わっていて面食らったのが記憶に残っています。
パックツアーは終点の青森に行って買い物して帰るだけのものと、秋田で下車して秋田車両センターでE6系の車両展示会に参加するものがあり、当然のごとく後者を選択しました。あと、詳細不明ですが「大人の休日倶楽部」のツアーもあったようです。
使用した乗車票です。「ゴロンとシート」で運転されたので、座席番号が「下席」となっています。また、券名が(指定券)となっているので、急行列車かどうか疑わしい感がありますが、パンフレットには急行とあったので急行列車扱いにしています。
(上野駅)
上野駅は撮り鉄が大発生していてすごい人出で、撮るのもままならない状態でした。ただ、絵幕のヘッドマークを見た時にどうも違和感がありました。
583系で運転されていた「津軽」は赤い字で「急行」という字幕でした。素っ気なくはあるんですが、「リバイバル」という以上は片側ぐらいは「急行」であってもよかった感がありました。リンゴと岩木山のデザインは悪くないと思いますが、リバイバルであるならばちょっと違う感じがします。
(夜間)
(日中)
しかも、絵幕に使用したシールが薄かったのか裏から光が透けていて、いかにも「シールを貼りました」感が見え見えだったのも微妙でした。日中見た時には違和感はなかったんですが…。
(「リバイバル津軽」車内)
車内は片側だけベッドが組み立てられていて、通路を挟んで寝台と向かい合った座席を利用することができました。寝る時はベッドで寝て、景色を見たり食事をしたい時は座席といった利用法を想定していたようです。583系の贅沢な使い方だと思いました。ただ、いつもの癖(?)なのか、座席で爆睡している人も少し居ました。私は高崎発車を座席で見届けてから、下段ベッドでぐっすり眠りました。
秋田で降りた人はあまり多くなく、ほとんどが青森まで乗車したようでした。秋田到着後、専用の送迎列車に乗り換えて秋田車両センターに入りました。
(車両展示会)
E6系の車両展示会は抽選でしたが、この「リバイバル津軽」に参加した場合はツアー行程に含まれていたので、抽選を経ずに参加することが可能でした。個人的に583系「ゴロンと」は快速「ゲレンデ蔵王」や特急「ふるさとゴロンと」で乗ったことがあったので、どちらかと言うとE6系の展示会の方がメインでした。
(構外から撮影)
583系に乗ることができた上に、抽選なしで人よりも早くE6系の内部を見学することもでき、価格はそれほど高くなかったので、いつも以上に満足度の高いツアーでした。なお、2月に開催されたE6系試乗会の抽選にも当たってしまったので、不思議とE6系とは縁があるような気がしています。
座席と寝台が同時にっていうのは珍しいですね。面白い。
投稿情報: Yam | 2013年5 月20日 (月曜日) 09時12分