ひかり・こだま自由席回数券
かつて東海道新幹線の回数券と言えば「のぞみ」停車駅相互間に設定されていた「新幹線ビジネスきっぷ」とそれ以外の区間に設定されていた「新幹線自由席特急回数券」の2種に大別されていました。「新幹線自由席特急回数券」は新幹線駅全区間に設定がありました。
平成15年10月に品川駅開業に伴って「新幹線自由席特急回数券」は「ひかり・こだま自由席回数券」と名称を改め、この時から設定された「のぞみ」の自由席利用ができないようにしました。例えば静岡~新大阪(市内)間であっても、名古屋~新大阪間の「のぞみ」利用は認めないといった具合にです。
また、区間も大幅に整理されています。「のぞみ」停車駅相互間(東京・品川~新横浜と京都~新大阪間は除く)は指定席も利用できる「新幹線回数券(普)」に一本化され、自由席回数券という選択肢がなくなりました。また、「のぞみ」停車駅以外でもいくつか純粋に回数券の設定がなくなっています。小田原~三河安城間や熱海~京都(市内)間などが挙げられます。
JR東海は一連の回数券の整理を「エクスプレス予約」の進展を理由に挙げていたと記憶しています。私は画像の回数券を名古屋市内の金券ショップで自由席定価の400円安で購入しています。東海道区間の「エクスプレス予約」は早特系を除けば自由席定価以上には安くなりません。この時「エクスプレス予約」を利用しなかったのはとにかく安く新幹線に乗りたかったからです。だから、「エクスプレス予約」の進展を口実にするには説得力が弱い感はあります。
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