のぞみ初日
JR東海とJR西日本は今年3月のダイヤ改正で300系新幹線を引退させることを発表しました。300系は東海道新幹線でもめっきり遭遇しなくなったので、相当数が減っているんだろうなとは思っていました。登場からちょうど20年で引退ということになります。40年以上走った0系と比べると「短命」という印象がありますが、同じ平成4年に登場した400系は一昨年で引退しているので、最近の車両はこんなものなのかなと思ったりもします。
実は20年前の「のぞみ」初日=300系初日に乗っています。ちょうど広島の親戚の家に行っていて、その帰路に利用したものです。当時は朝晩1往復ずつの2往復だけで、号数は300番台でした。外観は100系の方がカッコイイと思いましたが、100系より50Kmも速い270Kmで走っているのに車内の静かさと揺れの少なさには、相当感動しました。いまN700系と300系を比べると300系はよく揺れて乗り心地が悪く感じますが、当時はそんなものでした。
(東海道新幹線・熱海~三島間)
現在、300系で運用されている列車は東京~岡山間で下り6本、上り4本にまで減っています。既に定期の「のぞみ」の運用はありません。また、最後の1ヶ月には特別装飾を施した300系が走ったり、その編成を使用した団体パックツアーも発売される予定です。JR東海は100系引退のときと比べて妙にイベントに熱心です。自社で開発した車両なのでそれだけ会社として思い入れが深いのかもしれません。
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