深夜の入場券
私はお迎えのため品川駅近くのホテルで23:25着の「のぞみ64号」の到着を待っていました。ところが、この日は静岡県内の大雨で三島~静岡間で東海道新幹線が一時運転見合わせとなり、到着が大幅に遅れていました。私の待ち人は西明石駅で動かなくなった「のぞみ64号」に見切りをつけ、新大阪まで確実に行ける「こだま」に乗り換え、さらに新大阪から始発の「ひかり532号」に乗り換えて、東京に向かうという連絡がありました。
私は0時40分ごろに品川駅へ向かいました。東海道新幹線の改札口は列車の到着を待つため改札口は開いていましたが、窓口は終了し券売機はすべて止まっていました。私はホームまで迎えに行くため、入場券を購入するつもりでした。改札口の係員に事情を話すと、改札内にある精算所で入場券を買ってほしいと言われ、改札内に通してくれました。精算所は到着する乗客のために開かれていて、そこで入場券を購入することができました。
これが購入した現物です。発売箇所は「品川駅MR912」となっていて、意外やMR20型の端末が残っていました。精算所と分かる表記にはなっていませんが、こうして入場券を発券することは滅多にない端末なので珍しいものが入手できたと思っています。また、発売時刻が0:47という新幹線が発着しない深夜の時刻になっているのも熱いです。
「ひかり532号」は約1時間50分遅れの0:50頃に品川駅に到着し、無事待ち人を迎えることができました。2時間以上遅れてくれれば特急料金の払い戻しを受けられたんですが、中途半端に遅れてくれたため単なるくたびれ損に終わりました。もっとも、足がなくて東京駅に用意された列車ホテルに泊まった人もいたようですので、途中で足止め食らわずに何とか品川まで来ることができただけマシだったと思った方がいいのかもしれません。
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