大沼・駒ヶ岳フリーパス
ここ1年ほどJR北海道は大沼公園近辺の観光需要の掘り起こしに力を入れているように見えます。「大沼・駒ケ岳フリーパス」は現在発売されている大沼公園近辺の観光用のフリーきっぷのうちの一つです。昨年まではSL運転中のみ「ぐるり駒ケ岳・SLフリーきっぷ」として発売されていましたが、今年からはこの名前に変更し効力も変更になっています。
フリーエリアの違いによって2つのタイプに分かれます。いずれも2日間有効です。特急列車やSLは必要な料金券を買い足せば利用できます。 「ぐるり~」ではSLの指定券は無料で交付された代わりに、特急列車の利用はできませんでした。
[タイプ1]
大沼~森間
[タイプ2]
函館~大沼~森間
これがその現物です。券面にタイプの表記はなく、フリーエリアのみです。大沼~森間は大沼公園廻りでも渡島砂原廻りのいずれも利用できます。また、フリーエリア内で料金の割引やサービス特典が受けられます。
【ひとこと】
[タイプ1]は森もしくは大沼公園まで特急列車で来た客向けで、[タイプ2]は函館を拠点に動く客向けと言えます。私はSLを利用したので指定券が込みになった「ぐるり~」のほうがよかったです。ただ、SLは年中走っているわけではないですし、特急列車を利用可能な通年発売としてこのきっぷにリニューアルした判断は間違ってはいないと思います。
価格は函館~森間の往復+100円です。函館~大沼公園の往復だと1060円で済むので、いろいろと乗り回さず、単純に往復する場合は用途に合わせて「大沼公園遊覧船きっぷ」・「大沼公園サイクリングきっぷ」を使い分けるのがいいと思います。
使い勝手…★★★☆☆
お得感…★★☆☆☆
当日発売…あり
小児用…あり
【おことわり】
この記事を仕込んで、公開するのを待っている間に「大沼・駒ケ岳フリーパス」は8月15日出発分で発売終了になっていました…。
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