九州新幹線試乗会きっぷ+
今週土曜に全線開業する九州新幹線(鹿児島ルート)のJR九州主催の一般向け試乗会が2月25・26日に開催されました。2011年3月12日という開業日にちなんで11,312人募集したところ、26万人超の応募があったそうです。私は4人で4通応募したところ、運良く1通当たりました。
試乗区間は博多~熊本間の片道で、日程(25or26日)と発駅(博多か熊本か)を選ぶことができました。そのアクセスの往路もしくは帰路の専用のきっぷ「九州新幹線試乗会きっぷ」が発売されました。なお、7年前の部分開業の試乗会の際も同様に「新幹線つばめ試乗会きっぷ」が発売されています。7年前は九州内主要駅からの設定がありましたが、今回の設定は博多~熊本間のみでした。
(試乗会きっぷ)
(同区間の「2枚きっぷ」:参考)
これがその現物です。購入には試乗会当選ハガキの呈示が必要でした。発売額の2300円は福岡市内~熊本・光の森間の「2枚きっぷ」の1枚分の価格と同じです。このきっぷは福岡市内ではなく博多単駅となっているため、1枚で購入できること以外はメリットの感じられないきっぷです。金券ショップで「4枚きっぷ」のバラ売りを買った方が安いかったりします。
☆ ☆ オマケ ☆ ☆
私が乗ったのは25日午後の博多発でした。乗車できる車両は予め指定されていたものの、着席位置の指定はありませんでした。車両はJR九州所属のN700系で、東海道・山陽新幹線のN700系の半分の8両編成で、薄い水色の塗色です。近くで見ると白っぽく見えますが、遠くから見ると水色っぽいのがよくわかります。
また、九州所属のN700系の車内放送の発車メロディーの作曲は鉄道マニアとしても有名なカシオペアの向谷実氏が手がけています。開業を機に800系のメロディーもN700系と統一されるそうです。
試乗列車が博多駅を発車した様子です。博多南線でも見ることのできる景色ではありますが、ちょっとスピードが速いのがわかるかと思います。車内放送は1分20秒あたりから流れます。日・英・韓・中の4ヶ国語対応です。
(普通車指定席の座席)
私が乗った7号車の座席は普通車指定席用で2-2列掛けでした。座席幅はグリーン席と大差ないほど広々としていて、肘掛は木製で高級感がありました。窓側全席にコンセントもありました。グリーン席と自由席(3-2列掛け)の座席も見てみましたが、こちらは座席の色以外は東海道・山陽新幹線のN700系と大差ないように見えました。私なりに費用対効果を勘案すると、山陽・九州新幹線のN700系に乗る場合は普通車指定席で十分だと思います。
列車は乗降はできなかったものの各駅に1分程度停車し、車内から新しく開業する駅の様子を見ることができました。また、新幹線は高架線を走るため、熊本駅到着直前には熊本城(クリックすると拡大します)が見えました。駅間が短いため、ちょっとスピードが上がりかけたかと思ったらすぐまた停車の繰り返しで、博多~熊本間を約50分かけて走りました。これが最速の「みずほ」の営業運転では33分で結ばれます。33分というスピードを体感するのが今から楽しみです。
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