東急観光徒然
東急観光のロゴとブランド名である「トップツアー」のロゴがデカデカと印刷されていますが、発売箇所には「JR北海道プラザ(東京)発行」と印刷されているよくわからん乗車票です。「購入箇所」の欄に「東急観光」とあるので、東急観光のパックツアーに参加した客が札幌から千歳空港に移動した際の乗車票だと思われますが、なぜJR北海道プラザが介在したのかよくわからないところです。
種別は「○自 特急」となっています。この乗車票が発売された平成4年4月当時はこの区間でも特急列車で移動するのが一般的でした。千歳空港駅からは跨線橋を介して空港のターミナルビルまで繋がっていました。新千歳空港が開港し快速「エアポート」が走るのはこの約2ヵ月後の平成4年7月のことです。
また、東急観光は後に経営が悪化したため、親会社の東急電鉄によって一旦は完全子会社化(=上場廃止)されました。この頃は東急グループ自体が多額の有利子負債を抱え経営状態があまり良くなかった時期で、グループ会社の整理を進めていました。東急観光についても例外ではなく、電鉄により段階的に株式が売却され、平成19年には完全に資本関係がなくなっています。その過程で平成18年に社名をブランド名である「トップツアー」に変更しています。
東急観光当時と比べて個人向けの市中店舗がずいぶん減ったため、旅行業界では準大手の一角にあるにも関わらず個人的な印象としてはイマイチ影が薄くなった感です。
JR北海道プラザ(東京)発行である理由は、東京のトップツアーにあるJR東日本のマルス端末及び補充券などでは、JR北海道線内のみの乗車券を発行できないからでしょう。
投稿情報: BigDragon | 2011年8 月12日 (金曜日) 01時09分
旅行会社でもマルス端末があればオンラインで国立のホストコンピュータに繋がっていますので、社線が絡まないJR北海道単独の乗車券であれば発券できるはずです。
投稿情報: 今出川 | 2011年8 月12日 (金曜日) 18時09分