智頭急行通過の株主優待
以前の記事でJR東日本の株主優待券で北越急行の通過連絡券を発券してみましたが、同様のことをJR西日本の株主優待券でも試してみました。念のため一番オーソドックスな智頭急行の通過連絡にしました。経路は以下のとおりです。
大阪-(東海道線)-尼崎-(福知山線)-福知山-(山陰線)-鳥取-(因美線)-智頭-(智頭急行)-上郡-(山陽線)-岡山-(山陽新幹線)-小倉
実際には特急「はまかぜ」に乗車しているので完全にこのとおりには乗っていないんですが、「はまかぜ」の大阪~和田山間には列車特定区間が適用されるため、福知山線経由で運賃計算します。
結論としてはJR東日本のときと同様に発券できました。しかし、15分ぐらい時間がかかりました。最初は「社線(智頭急行)が間に入る株主優待は発券できない」と言われ、その後調べた結果発券可能ということはわかりましたが、機械で何回試してみてもエラーになってしまいました。
窓口の係員はその道のプロで、私は多少がじっているとはいえ所詮素人です。プロが素人に口出しされては内心面白くないと思いますから、私は係員の操作方法が間違っているように見えても口を挟まないようにしています。でも、「やはり社線が絡むと発券できない」と前言を翻されてしまったので、これからの旅行に使えないと困る私は一言言いました。
「着駅単駅指定にしたら出ませんか?」
そうしたところあっさり発券できました。社線通過連絡が株主優待で利用できるか否かと言うより、単駅指定を忘れていたため発券できなかっただけでした。
「着駅単駅指定」とは着駅が特定都区市内制度を適用される場合でも、敢えてしないよう指定するオプションです(と私は理解しています)。この乗車券であれば本来は「北九州市内」着になるんですが、JR西日本の株主優待割引適用のため、小倉駅を着駅に指定するこのオプションが必要になります。それは小倉駅以外の北九州市内の各駅はJR九州の管轄になり、株主優待割引対象外だからです。株主優待割引や社員割引、一旦特定都区市内から外に出て再度通過する場合でも使うかと思われます。
なお、この乗車券は東西線・新福島駅で入場後、隣の北新地駅で降りて徒歩で大阪駅へ移動したので、きっぷの右上に北新地駅の菱形の特別下車印が捺されています。
自動で単駅になりそうなものですが、わざわざ単駅指定にしないと駄目なんですね。
一旦特定都区市内から外に出て再度通過する場合は、単駅指定にしなくても単駅になった気がします…。
投稿情報: 鉄道部長 | 2011年2 月24日 (木曜日) 21時45分
そうみたいです。案外不親切な感じです。
一旦出て、再通過するやつは数年前に誤発売しているのを見ましたが、今では改善されているかもしれません。
投稿情報: 今出川@鳥栖 | 2011年2 月25日 (金曜日) 08時41分
社線連絡と単駅は、どうも相性が悪いのか、
バグなのかはわかりませんが、
「一旦特定都区市内から外に出て再度通過」するにも関わらず、
通過連絡を挟むと、単駅にならずに発券されてしまう場合があるようです。
ただ、今回はそもそも単駅指定しないと「出なかった」ようなので、
これとは違う現象な気がします。
株優が絡んでいるので、自動では単駅指定しないものの、
都区市内適用では出せないように、検定してるのかもしれません。
投稿情報: N639 | 2011年2 月28日 (月曜日) 22時59分
社線連絡の単駅指定はこれが初めてでした。逆に通過連絡することによって、市内制度が適用されない例もありました。(誤発券ではなさげですが、こうなった理由は不明です)
http://imadegawa.typepad.jp/wota/2006/10/post_861a.html
私はむしろ特定都区市内絡みの株主優待や社割などは機械側で判別して、自動で単駅指定にする仕掛けを用意した方がいいように思います。
投稿情報: 今出川 | 2011年3 月 1日 (火曜日) 22時54分