株主優待適用の通過連絡券
平成6年の上場当初からJR東日本の株式を保有し、ほぼ毎年欠かさず優待券を利用してきたんですが、気になっていることがありました。
株主優待券は社線への通過連絡の場合でも使えるのか??
単にJR→社線だとJR部分だけ割引が適用されて、社線部分とは接続駅で打ち切りになってそれでおしまいです。JR→社線→JRの通過連絡の場合だと、社線前後のJRだけが割引になった一枚の通過連絡券で発売されるのか、それとも打ち切り計算でJR2枚に社線1枚の計3枚になってしまうのか…。
打ち切り計算になってしまうと運賃的には不利ですし、利便性も低下する場合があります。ほくほく線(北越急行)は通過する優等列車が走っている上に、JR全社において通過連絡運輸が適用されるので、ほくほく線の通過連絡ぐらいは株主優待の通過連絡券が購入できるのではないか??という根拠のない推測を元に窓口に突撃しました。いちおうリスクヘッジのため若いおねーちゃんは避けて、ベテランっぽいオッサンのいる窓口にしました。
結果はきっぷを見ての通り購入できました。経由にちゃんと「ほくほく」が入っています。オッサンは何も迷うことなく発券してくれました。6680円の内訳は4割引が適用されたJRが5730円で、無割引のほくほく線が950円です。ほくほく線を挟んだJRの無割引運賃は9560円で、営業キロは641~680Kmの範囲になります。
参考までに今年配布されたJR東日本の株主優待券裏面の注意書きです。気が早いことに「スーパーグリーン車(仮称)」の記述がありますが、通過連絡運輸については一言も触れられていません。めでたくほくほく線の通過連絡券は購入できましたが、いわて銀河鉄道や東京メトロなど他の通過連絡運輸の設定されている区間でも同様に使えるのかは結局のところわかりません。一言ぐらい記載があっていいと思うんですけど…。
本題から外れますが、この松本駅の端末も最近感熱化されました。
投稿情報: IBO | 2010年7 月 9日 (金曜日) 01時21分
同じようなパターンで直江津→秋田を横浜市内某駅で頼んだ所、窓口嬢はわからないとの事でマルス指令に指示を仰ぎましたが、その時はなんと「株主優待併用で通過連絡運輸を適用した切符はそもそも出来ない」との回答でした。
投稿情報: MT54 | 2010年7 月 9日 (金曜日) 01時25分
西日本でも株主優待適用の通過連絡は特に問題なかったです。
乗車券は智頭急行通過連絡でしたが、JR→智頭急行・智頭着となる特急券も普通に発券できました。
投稿情報: 鉄道部長 | 2010年7 月 9日 (金曜日) 05時00分
確かに西日本では智頭急通過で難なく発券できます。
大阪から鳥取のような常識的な区間はもちろんのこと山陰→智頭急→大阪→北陸のような券でも可能でした。
急行つやま廃止の惜別乗車の際には、山陽地方→岡山→津山→佐用→智頭急→大阪方面のような券を購入しました。
この発券のときは係員は結構てこずっていましたが、単に経由の入力がうまくいかなかったのが原因で、智頭急行をはさむこと自体は、問題がないとのことでした。
実券を見たことはないのですが、山陽新幹線某駅から天橋立まででも買えたという話もあります。KTR部分は当然無割引ですが、こう言う区間なら確かに希望は多そうですね。
東の場合、IGR&青い森通過はその前提となる列車が寝台列車なので、実際の購入希望は少ないと思えわれ(ご存知のように寝台列車の乗車券は株主優待割引の適用外)、寝台列車対象外の原則を混用して売れないと言われそうな気はします。
投稿情報: かんくん | 2010年7 月 9日 (金曜日) 23時43分
自分も、過去数回JR西日本株主優待で智頭急行通過連絡は問題なく発券されています。
智頭急行通過連絡は、一般的に知られているところもあると思います。
それが、北近畿タンゴ鉄道の特急を使わないケースだと「発券できない」と言われる事もありそうな気がします。
投稿情報: よし | 2010年7 月10日 (土曜日) 06時41分
自分は北近畿タンゴ鉄道を挟んだ経路を優待で買ったことがあります。当然直通する特急の特急券も一緒に、と思ったんですが、何故か特急券は福知山までで、タンゴ鉄道の分は精算してくれと言われました。
福知山乗り換えはなかったので、扱いについては疑問でしたが、金額に差が出るわけでもないのでその通りにしました。
優待については自分はあまり深く考えておらず、割引対象の定義から、他JRにまたがらない片道乗車券になる経路なら、通過連絡だろうがJR運賃は割引き可だと思っていました。そんな単純でもないんですかね。
投稿情報: ふと | 2010年7 月10日 (土曜日) 19時33分
株主優待割引に関しては、自社区間のみを発売する(連絡運輸の取扱いはしない。)というのがまず基本にあって、直通優等列車の運転等必要性が高い会社線区間についてのみ連絡乗車券を発売(JR区間株主優待割引+社線区間無割引)することとされています。
JR東日本の場合、通過連絡乗車券可能なケースは、
・北越急行
・いわて銀河鉄道
・いわて銀河鉄道+青い森鉄道
を通過するときに限られます。
なお、今年6月1日から有効の株主優待割引券から、寝台列車(寝台を併結した列車の寝台車及び座席車を含む。)を利用する場合についても、運賃部分のみ割引対象することに改められています。
投稿情報: OSAKA CITY | 2010年7 月11日 (日曜日) 00時16分
多くのコメントありがとうございました
株主優待券の注意書きに記載がなく、それを試したブログやHPも見当たらなかったため、自分で試してみた次第です。「おそらく大丈夫だろう…」とは思っていましたが…。
今年はさらにJR東海の伊勢鉄道通過連絡を試してみる予定です。
投稿情報: 今出川 | 2010年7 月13日 (火曜日) 21時34分