新幹線都区内・りんかいフリーきっぷ
「新幹線都区内・りんかいフリーきっぷ」は東京近郊で発売されている「都区内・りんかいフリーきっぷ」の往復に上野・東京までの新幹線自由席特急券が含まれたものです。有効期間は2日間有効で変わりません。新幹線停車駅は上越新幹線は熊谷~上毛高原間、東北新幹線は小山~郡山間からの設定があります。また、新幹線停車駅の近隣の駅からの設定も一部あります。
(ゆき)
(かえり)
上越新幹線・熊谷駅発の現物です。きっぷの名称が長くなっているため、(ゆき)(かえり)の表記が下段に小さく表記されているのが目立つぐらいで、きっぷのフォーマットは「都区内・りんかい」とほとんど変わりありません。
【ひとこと】
6210円もしますがこのきっぷの最安目だったりします。新幹線が含まれない熊谷発の「都区内・りんかい」の発売額は2230円で、新幹線が含まれることによる差額は3980円です。これは熊谷~東京間の往復の新幹線自由席特急料金(片道1990円)と一致します。片道あたりの新幹線自由席特急料金は熊谷~上野間が1790円、熊谷~大宮間は840円なので、東京駅まで新幹線に乗らずに上野駅や大宮駅で降りる場合は「都区内・りんかい」に特急券だけ買い足したほうが安上がりです。
そんなわけで、このきっぷのメリットと言えば新幹線で東京駅まで往復する場合にいちいち特急券を買い足さずとも乗れるということぐらいです。あまり気合を感じないきっぷです。売れ行きもそんなに良くなかったと見えて、3月11日出発分で全区間で発売終了となります。
使い勝手…★★★☆☆
お得感…★☆☆☆☆
当日発売…あり
小児用…あり
【補足:10/3/14】
3月11日で発売終了したのでカテゴリーを追加しています。
廃止は「やっぱりな」という気がしています。
都心から約60kmとはいえ、日帰り往復で6000円超の設定ではなかなか手が出ません。
せめて4500円程度が理想かと思っていました。(都区内りんかい2230円、Suica定期用特急券参考1150円×往復)
また高崎沿線からは池袋・新宿方面に流れる傾向も強いので、特急や普通グリーンの選択も可能とすれば需要は喚起できたかもしれません。
投稿情報: ららら | 2010年3 月 4日 (木曜日) 14時32分
このきっぷは価格設定に売る気のなさを感じました。収集目的がなければ買うことはなかったと思います。5000円切るぐらいじゃないと売れないでしょうね。
私は熊谷〜東京〜渋谷と利用したんですが、時間帯によっては新幹線→山手線乗り継ぎよりも湘南新宿ラインの特別快速の方が速かったりします。
投稿情報: 今出川@柏崎 | 2010年3 月 6日 (土曜日) 03時46分