土日きっぷ徒然

土日きっぷ徒然

　宮城・山形以南のＪＲ東日本のエリアがほぼフリーになる「土・日きっぷ」は一昨年秋から「指定席券売機」での指定券交付ができるようになっています。便利な機能だなぁ…と感心すると同時に、ＪＲ東日本の首都圏の駅ではみどりの窓口を不便にして「指定席券売機」へ誘導する施策を採っていますので、これぐらいの手当てはやってもらわないと困るという思いもあります。

 

　「指定席券売機」で指定券を取るとこんな感じに回数分の★が赤印字されます。「土日きっぷ」であればすべてこの機能が使えると思っていたんですが、この機能が使えない「土・日きっぷ」を見つけました。

 

　先日使ってきた「土・日きっぷ」です。このきっぷも間違いなく「土・日きっぷ」ですが、カッコ書きで（指定席は窓口で）とあるように「指定席券売機」で指定券が取れません。右上の特企券コードが違うのでやはり似て非なるもののようです。三回分は「指定券発行」印が押されており、あと一回分は★が印字されていて、窓口で引き換えた際に機械に読み込ませて印字させていました。上の「土・日きっぷ」との違いはＪＲ東日本の駅ではなく、ＪＴＢの支店で購入したぐらいしか思い当たりません。同じきっぷなのにどうしてこういう差異が出るのか不思議です。

　…とこんな記事を前々から仕込んでいたんですが、「土・日きっぷ」は３月２８日出発分で発売終了になることが１月１８日のリリースで発表になりました。その代わりに同エリア＋会津鉄道が運賃のみフリーになる「ウィークエンドパス」というどこかで聞いたことがあるような名前のきっぷが代わりに発売されるようです。他にも回数券を中心に大ナタが振られています。だいたい「見直し」＝利用者には不利な改訂であることがほとんどなんですが、１０００円高速道路に客を取られているのに、どうしてこんな判断になってしまったのか理解に苦しみます。

Comments

[投稿情報: Shangtaii]

はじめまして、いつもブログ拝見してます＾＾

宮城県在住の私にとって土日きっぷはかなり便利な存在だったんですが・・・残念です。

東京往復はえきねっと割引とかを使えますが、新潟や長野方面の旅行はちょっと厳しくなりそうです。

[投稿情報: よこりん]

池袋駅に地味なパンフレットが積まれていてリニューアルを知りました。回数券関係は新青森開業と同時にえきねっと中心に移行する地均しかな…と感じました。

同パンフには「ぐるり北海道フリーきっぷ」の利用中止も載っていて、まだ商品として残っていたことに驚きました。

[投稿情報: パニーニ]

はじめまして、毎日のようにブログ拝見しています。
yahooオークションで売買されないようにするための対策でしょうかね？
普通に利用していたんで、残念です。

[投稿情報: 今出川]

＞Shangtaiiさん
私が仙台に住んでいた頃は首都圏でしか「土日きっぷ」を発売していなかったので、仙台から東京へ安く行く手段はありませんでした。（ＴＹＯのパックにするか首都圏で買った「土日きっぷ」を送ってもらうか…）
なんだかその時代に逆戻りしてしまう感はありますね。

＞よこりんさん
年度が替わって仕事が落ち着いてから使おうと思っていたので、「ぐるり北海道」の廃止の方が残念でした。「スーパー前売り」はいつの間にかなくなって、「北海道フリー」は今や使い物になりませんから…。

＞バニーニさん
そういう側面はあるかもしれません。仙台では金券ショップで買取までやっていましたから。普通に使っていた人にとってはいい迷惑ですね。

[投稿情報: マルス２号]

大手旅行会社の旅行業システム端末には土日きっぷを挿入して指定席を交付する機能がありません。よってＭＲ(11又は31)型端末が設置されていない旅行会社では指定券発行印を捺印して対応するしかありません。この為、駅窓口とは異なる特企券番号の土日きっぷ(指定席券売機での指定券発行不可)を発行し、定められた回数以上の指定席券発行を防止する狙いがあるものと思われます。

[投稿情報: くびき野]

はじめまして。
土日きっぷは売れなくなったんで廃止なんでしょう。
大体、ＥＴＣ付きのミニバンで東京～仙台往復すると、10000円くらいの交通費で済みますから、この不景気に18000円の土日きっぷを使うのは少数のマニアくらいかと。

今まで、高速料金に合わせてバカ高い特急料金を設定していたツケですな。

[投稿情報: ここここ]

はじめまして
僕は小学生なので土日きっぷが3000円で買えてましたが、廃止と聞いて驚きました。
新しく発売されるウィークエンドパスは、新幹線・特急・急行の乗り降り自由がなくなって、とても不便だとほかのブログに書いてありました。
このままでは三連休パスまでなくなってしまうのではないのでしょうか？