スルーパス！？

スルーパス！？

　先日使用した新幹線特急券です。「えきねっと割引」が適用され、正規料金より３００円安くなっています。盆暮れの超繁忙期でも適用されます。

（長岡駅の空席表示）

　ちなみにこの日はＵターンラッシュのピーク日で、上り新幹線の指定席はこんな状態でした。見事に全部×（満席）です。私が乗った列車も長岡駅に入線した時点でデッキや自由席に人が立っていました。私は運良く前日に指定席を取れていました。

　私は自動改札機に通せない乗車券（これは後日ネタにします）を持っていたので、乗車券と特急券を見せて有人改札を抜けました。その際、特急券にスタンパーを押されることもなく「どうぞ～」と通されました。ＪＲ東日本の新幹線では、特急券を自動改札に通して指定どおりの座席に座っている場合には車内改札を行ないません。車掌の方で座席の発売状況を把握できる小型端末を持っていて、自動改札を通ると端末へ情報が送信されます。逆に言うと指定席特急券を自動改札に通さなかった場合には情報が送信されないため、車内改札を受けることになります。

　そんな予備知識を持っていたので、長岡駅を発車してほどなくしてから車掌の姿を見かけた際には特急券を手元に用意しておきました。しかし、車掌は小型端末と私の席を見比べつつも華麗にスルーパスし、引き返していきました。確かに端末の画面と私の座席を見比べていたのに不思議でした。

　この件を業界人の友人にメールで聞いてみたところ、３日後に「越後湯沢の多客による自動改札の開放か車掌の怠慢」という答えが返ってきました。越後湯沢駅では特急「はくたか」からの乗客のほぼ全てが数分の乗り換え時間の間に新幹線乗換改札に殺到するため、改札口の扉を開放して通していることがあります。その場合は車内改札免除なんでしょうか？よくわかりません。後者はちゃんと車内を巡回していたのでないでしょう。

　私は自動改札を通過したしないに関わらず、発売済みの座席の情報を小型端末に送信するように仕様変更したのではないかと推測しています。そうすると友人の言う「越後湯沢の～」で自動改札を開放しても座席のチェックはできます。果たしていかがなものでしょうか？？

Comments

[投稿情報: かっぱ]

>私は自動改札を通過したしないに関わらず、発売済みの座席の情報を小型端末に送信するように仕様変更したのではないかと推測しています。
　私も、この意見に賛成です、といいますか次のことがあったときに同じように推察しました。

　去年スーパーひたちの指定席へ乗ったときに車内改札を受けませんでした。もちろん車掌はまわってきましたが、アンテナのついた端末の画面と座席を見比べながらスルーしていきました。
　在来線特急ですから、特急券を自動改札機へ通してないのに何故？と思いました。が、端末へ情報が行っているとすると、マルス発券の情報を基にしているのだと考えて納得できました。

　あと特急券にスタンプを押されなかった、というのはほがらかですね。スタンプを押すことを徹底している東海道新幹線改札とは大違いですね。東海道新幹線車内で区間変更をしてもらった乗車券（レシートタイプ）で有人改札を通ったら、御丁寧にも発駅入鋏代のスタンプを押されたことがあります。

[投稿情報: 鉄道部長]

今年の初めに、自動改札機を通れない120mmサイズの乗車券＋特急券（指定席）で長野新幹線に乗りましたが、車内改札は受けませんでした。
車掌の巡回はありましたがスルーされたので、発売済みの座席の情報を端末に送っているのではないでしょうか。

[投稿情報: 料補収集家]

業界の方に聞いたことがあるのですが、新幹線自動改札機に指定券を通さなくても車掌端末にマルスの座席データが直接飛んでいるので、ほとんど関係ないという話を聞きました。

私自身、自動改札を通れない指定券で乗ることがやや多いですが検札を受けたのは10回あって1回くらいです(その1回はやや特殊ケースですけど)。

八戸駅でも在来特急が遅れると頻繁に改札解放を行っていますが、乗り継いだ客が検札を受ける光景は見たことがありません。

東の新幹線改札では執拗に特企券と指のみ券を一緒に改札へ投入するように誘導してきますが、実際問題あれは宣伝文句だけで、指のみ券を通さなくても検札を受けたことなんてません。

[投稿情報: 雨どい]

在来線は、検札省略を導入している特急では「発売済」の座席についてはスルーのはずです。
新幹線は、「発売済」「改札通過済」の2種類が端末に表示されると聞いたことがあります。導入直後は改札を通っていない「発売済」表示の席は検札していたように思いますが、最近ほとんどの車掌は「発売済」もスルーとしているのでは。
企画きっぷのチラシにおける、新幹線自動改札機では指定券を同時に投入されるようにとの記載は変更されていないので、現場裁量でオールスルーになっているのではないでしょうか。
憶測でしかありませんが…。

それにしても、車両へ無言で入ってきて端末とにらめっこしながらそのままムスっと通り抜けていく車掌（が多い）、接客業としてはレベルが低いように思えてなりません。
まあ検札するときも、平然と後方から検札していく車掌が普通にいる会社ですからね・・・。

[投稿情報: 今出川]

常磐線や中央線の特急列車は車内放送なんかで「指定席どおりの座席に座っている場合は車内改札を行わない」と言っているので、自動改札に通していない発売済の座席情報を端末に飛ばすのは技術的に可能なはずです。
でも、何人かの方が仰るようにＪＲ東日本管内の新幹線では乗車券と特急券を重ねて自動改札に通すようしつこいぐらい案内されており、どうもしっくりこないところです。

[投稿情報: うえっち]

しつこく案内するのは、新幹線の自動改札は特急券や新幹線利用可能なフリーきっぷがないと通過できないからではないでしょうか。東日本の新幹線は22年前に乗車して以来、利用したことはありませんが、山陽新幹線で出場時に席なし特急券のみを自動改札に通し指定券を持ち帰ることは何度か行っています。

[投稿情報: ららら]

昨年、長野-あさま-高崎-たにがわ-熊谷の行程のとき、長野駅でたにがわの指定券は投入しませんでしたが車内改札はスルーされました。
奥羽線・田沢湖線の在来線からホーム上でつばさ・こまちへ乗継ぐ時にもスルーされるのではないかと思っていますが、こちらは経験がありません。