シーハイル上越号
◆種別:快速
◆区間:大宮~石打
快速「シーハイル上越」号は毎年1・2月のスキーシーズンの土曜休日に運転される快速列車です。車両はJR東日本大宮車両センター所属の183系で、ちゃんと専用のヘッドマークが用意されています。平成15年までは165系で運転されていたんですが、165系全廃に伴って平成16年から183系で運転されています。また、165系時代には両毛線・佐野駅発着の快速「シーハイル両毛」号という親戚のような列車もありましたが、こちらは165系置き換えを機に運転されなくなりました。
大宮 高崎 越後湯沢 石打
下り 6:50 → 8:11 → 9:38 → 9:45
上り 19:21 ← 18:11 ← 16:33 ← 16:24
新幹線の最速列車は大宮~越後湯沢間を46分で結ぶので、速いとはとても言えませんが、高崎線内をこまめに停車して新幹線の駅がない地区の利便性を図っているようです。毎年運転されているのでソコソコ需要があるんだと思います。国鉄時代の昭和60年12月の時刻表には上尾~石打・小出間で1・2月の土曜休日運転の「上越スキー号」という指定席連結の臨時普通列車があり、この列車の前身っぽい感じがします。
【上越スキー号・昭和60年12月】
上尾 高崎 越後湯沢 石打
下り 6:05 → 7:17 → 9:08 → 9:15(石打止)
上り 20:31 ← 19:05 ← 17:18 ← 17:09(小出発16:32)
ただ、この列車は165系時代を含め何回か乗っているんですが、傾向が掴めません。ガラガラで全然客が乗っていないこともあれば、指定席が満席になって自由席まで立ち客で溢れていたこともありました。年始から1月中旬にかけての「青春18きっぷ」が使える時期は混み合うことが多いようです。そのため明らかにスキーに行かなそうな格好のヲタ客もちょくちょく見受けられます。
電車の写真は上越線・越後中里駅で撮影したものです。右手が越後中里スキー場になります。
奥に見える青い車両はスキー場の休憩所に利用されている旧型客車です。昭和20年代後半に製造され、昭和50年代後半に廃車となって払い下げられた車両です。東北地方を走っていたものが多く、寒冷地仕様になっているものを寄せ集めたのかもしれません。2編成に連結された状態で20両近くあって、遠目から見ると今にも走り出しそうな雰囲気です。雪原の中でちょっとした異彩を放っています。
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