車内グリーン券
日本経済新聞に「私の履歴書」という月替わりの名物連載があります。要は会社の社長や・学者・芸術家など各界で成功を収めた人の自伝です。今月はJR東日本元社長の松田昌士氏で、国鉄が傾いた経緯や分割民営化の裏話もあり鉄ヲタ的に興味深い内容です。私個人的には分割民営化は概ね成功だったと思いますが、20年以上経って民営化の弊害が少しずつ顕在化してきていると感じます。
話は変わって高崎線の車内で購入したグリーン券です。マルス券や券売機券は「普通列車用グリーン券」という券名ですが、この券は「普通グリーン券」と略されています。あと、「1日以内の1回限り有効」という表現はどうも違和感があります。「当日限り1回有効」がいいんじゃないでしょうか?
大宮~鴻巣間は50Km以下なので事前に駅で購入すると平日料金で750円で済みますが、車内で購入しているので250円高のちょうど1000円になっています。よっぽど急いでいるときでない限り駅で購入した方がお得です。駅で事前に購入したグリーン券を車内で乗り越しする場合は車内料金ではなく事前料金との差額を精算します。
発駅の下に「平日(車内)」と表記されていて、発売箇所が「NRE籠原」となっているのが特徴です。「NRE籠原」とはグリーンアテンダントの基地です。籠原のほかに東京・新宿・上野・大船・国府津・津田沼・小金井・土浦にあります。湘南新宿ラインでの乗務は長時間になるので、新宿駅で交代しているようです。
やむを得ない事情で事前料金で精算する時や区間延長での精算時は「車内(駅)」になるのも特徴ですね、そしてこの区分は携帯型車発機にチケットアダプタを付けた時にも生かされてマルスタイプの券に小さく「駅」などと出るのが少し目新しいです。
投稿情報: MT54 | 2008年11 月20日 (木曜日) 01時21分