トロッコ列車号
▼種別:快速
▼運転区間:大分~由布院
何とも直球ストレートな名前です。初めて見た時は「そのまんまやなぁ~」って思いました。
平成15年から久大本線・大分~由布院間で運転されています。トラ70000形という貨車を改造したトロッコ車両3両の前後を気動車のキハ58・65系で挟んだ編成です。トロッコ車両が指定席で、気動車が自由席になっています。トロッコ車両には窓がないので、荒天時には気動車へ避難することになります。トラ70000形は貨車としての運用は平成16年で終了していて、全国で旅客用のトロッコ車両に改造された数両が生き残るのみとなっています。
(キハ65系側)
(トラ70000形)
車両の所属は貨車・気動車ともにJR九州大分車両センターです。見てのとおり塗色は濃い緑色で統一されています。写真は久大本線・由布院駅で撮影したものです。
ダイヤは朝に快速「トロッコ列車」号として大分駅を出発して由布院へ行き、間合い運用で由布院~南由布間を「トロQ列車」として5往復した後に、由布院から大分へ「トロッコ列車」号として戻っていく運用になっています。
当初は由布岳を向かって眺められる大分→由布院間に乗車したいと思っていました。ところが大分発が9:22で、博多からの特急「ソニック3号」は大分に9:34に到着するので微妙に間に合いません。1本前の「ソニック1号」だと40分の早起きが必要です。また、柳ヶ浦発の普通列車とは2分差、幸崎発とは4分差で間に合いません。他線との接続は再考の余地があると思います。
そして不本意ながら由布院→大分間で乗車したんですが、幸いにして天気に恵まれ由布岳は背を向けつつも普通に見ることができました。また、下り勾配が続いたので結構なスピードが出ていた感じがして、スリリングに楽しめました。ただ、トロッコ車両は貨車ベースゆえあまり乗り心地は考慮してないので、約1時間半座りっぱなしだと尻が痛くなります。適度に気動車に移動して座りっぱなしは避けた方がいいと思います。
由布岳と「トロQ列車」の組み合わせです。山頂には多少雲がかかっていますが、こんな感じでわりときれいに見えました。クリックすると拡大します。
【補足:15/6/21】
「トロッコ列車」は平成21年11月で運転を終了しましたので、カテゴリーを追加しています。
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