平日・ホリデー料金
平成16年10月14日より制度改定により首都圏のBグリーン料金が平日・ホリデー料金が設定され、さらに事前料金と車内料金に区別されました。距離では150Kmまで50Km刻みで4段階だったものを50Kmまでと51Km以上の2段階に統合しました。それまで100Kmを超えるものは2日間有効でしたが、一律当日限り有効に変更されました。
(平日料金)
(ホリデー料金)
マルス端末発行で同じ区間(50Kmまで)のグリーン券を比較してみます(これまでに何度もマルスのグリーン券を紹介しているので何を今さら…の感がなくもないですが)。平日・ホリデーを区別するためにグリーン券の金額の右下に「平日」「ホリデー」と印字されるようになりました。料金差は200円でホリデー料金の方が割安になっています。ホリデー料金が適用されるのは土曜休日と12月29日~1月3日の間です。年末年始の平日には適用されるのにお盆期間中は暦どおりとなっています。
なお、これを機にグリーン券を購入すれば定期券でも乗車できるようになりました。それまでグリーン車に乗る場合は定期券を持っていても別に乗車券を購入する必要がありました。私のような一般庶民にとってはグリーン車の敷居がぐっと低くなりましたが、旧来からのグリーン車ユーザー(富裕層)によると朝は混んでて座れなくなり、夜は客層が悪くなったという声も聞かれます。個人的にはグリーン車で自分の家のごとく大騒ぎする家族連れのほうがよっぽど不快ですが…。
ちなみにこの時から東北(宇都宮)線・高崎線・湘南新宿ラインのグリーン車について、車掌ではなくグリーンアテンダント(以下GA)という女性が乗務し、検札を行っています。GAはJR東日本子会社の「日本レストランエンタプライズ」の契約社員という身分で、本体正社員の車掌よりも人件費が削減できました。人件費削減効果とグリーン券自体の増収で、乗車券の減収分をカバーした上でかなりお釣りが出たそうです。
しかし、Bグリーン券はマルスで発券出来るにも関わらず、券売機で買えと発売を渋る駅があったり、東日本管内のPOSは未改修の為に料金補充券の登場になるのですが、某Y支社はこれを禁止してSuicaグリーン券への誘導をしてみたり、駅のグリーン券発売機をSuica専用にしてICOCAが使えなかったり・・
グリーン券はSuica事業の一環と考えているのが、この会社の嫌な所ですね。変な規制緩和のせいでゆったり座って帰りたいと思っても、酒盛りをしていたり、子供が騒いでるので利用する気になりませんね。
投稿情報: MT54 | 2008年2 月 9日 (土曜日) 01時10分
幸いなことに窓口で券売機やSuicaに誘導されたことはまだありません。
が、POSがホリデー料金に対応してないのには閉口しますね。以前、両毛線の某駅で「ここの機械は対応してないから、小山駅で降りて買って下さい」と言われました。青森や秋田を含めた管内全駅とは言いませんが、せめて首都圏の駅ぐらいは対応させるべきかと思います。
投稿情報: 今出川 | 2008年2 月 9日 (土曜日) 08時06分