誤発売
JR東日本の「指定席券売機」で乗車券を購入する際に、画面表示の不備により経路が正しく表示できなかったため、運賃を余分に徴収してしまう誤発売が発生したというリリースがありました。
平成18年4月1日~平成19年12月11日の間に「指定席券売機」の「乗車券のみ」を発券する機能を使用し、中央線・岡谷~塩尻間を通過する場合の乗車券を購入した場合だそうです。岡谷~塩尻間は辰野経由かみどり湖経由のいずれかを利用することになりますが、「指定席券売機」の画面に経由が表示されなかったためどちらの経由で購入したかわからなくなっていたそうです。特急券と同時に乗車券を購入した場合は問題ないそうです。
岡谷~塩尻間の営業キロは辰野経由が27.7Km、みどり湖経由が11.7Kmです。かつては辰野経由が本線でしたが、昭和58年にみどり湖経由のバイパス線が開通し、今では優等列車は全てみどり湖経由となっています。また、この区間は経路特定区間と言って、実際に乗る経路に拠らずみどり湖経路で運賃・料金計算する特例が適用されていましたが、平成14年12月から特例から除外され、実際に乗る経路での計算に変更されています。
機械は人間が組んだプログラムで動くわけですから、完璧ではありません。そんなことを改めて実感するとともに、「JRでもそんなことがあるんだ…」と何となく眺めていました。
その後数日経って年末年始でコレクションの整理をしていた際に、この乗車券を見て思い出しました。
この乗車券は実際に私が使用したものです。「ムーンライト信州」のグリーン券は前もって購入していて、錦糸町で焼肉を食べてから直前に乗車券のみを「指定席券売機」で購入しました。日時や経路は条件に一致します。発売箇所は「錦糸町MV」となっており、誤発売があったとみられる発売箇所一覧(PDFファイル)には見事に錦糸町駅が入っています。
ビンゴです_| ̄|○
実際に運賃を手計算してみたところ、どちら経由でも差がなかったので私の分については何も問題はありませんでした。なので「お問い合わせダイヤル」に電話する必要はないかなと思っています。
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