熱海初日の出号
◆種別:快速
◆区間:新宿~伊東
平成18年の大晦日の夜は「紅白歌合戦」などのテレビには見向きもせず、地元FMラジオを聴きながらひたすら家の片づけをしていました。なので、DJ OZMAの「あの騒動」も知りません。
年が明けてからもラジオを消さずに手を動かし続けました。そしてまだ真っ暗な時間に家を出て、快速「熱海初日の出」号に乗って初日の出を見に出かけました。指定券は前日の夕方に取れたもので、最後の1席だったようです。初日の出列車は案外根強い人気があることを改めて実感しました。その2年前(平成17年元旦)には指定を取っておきながら寝過ごしたので、仕切り直しの意味合いも込めました。
車両はJR東日本小山車両センター所属のお座敷電車「華」でした。485系ベースの改造車です。掘りごたつ式のお座敷だったので、足が伸ばせて楽でした。車内は指定券の売れ行きどおりにきれいに埋まっていました。
列車名に「熱海」と付いていますが、なぜか伊東行でした。しかも、熱海で初日の出を見るわけではありません。途中の東海道線・根府川駅ホームの手前に停車し、そこから初日の出を待ちます。停車はするものの通過駅扱いなのでドアは開きません。根府川駅は小田原市の外れにある東海道線唯一の完全無人駅で、眼下に海が広がる絶景ポイントでもあります。
寒い中ホームで初日の出を収めようとカメラを構えている人もたくさん居ました。私は暖かい電車の中で待っていたので、ちょっとした優越感がありました。到着した頃は曇っていて微妙な天気でしたが、日の出の頃には雲が途切れ、初日の出はきれいに見えました。何かいい一年でありそうな予感がしました。(実際には大していいことがなかった一年でしたが…)
列車の写真は東海道線・熱海駅で撮影したものです。デジカメを忘れたのでで携帯で撮りました。いちおう熱海駅で改札を出ましたが、朝早くて店がどこも開いてなかった上に特にやることもなかったので、10分後の列車で元来た道を戻りました。そして初詣にも行かずにまっすぐ帰宅し、そのまま爆睡しました。
今年こそは良い年でありますように…。
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