さわやかウォーキングごてんば
▼種別:快速
▼運転区間:静岡~富士岡・御殿場
「さわやかウォーキング」とはJR東海エリアを名古屋・飯田地区と静岡地区に分けて在来線沿線でウォーキングコースを設定し、観光名所や景勝地を巡りながら駅から駅へと歩くイベントです。コースは常設コースと土日祝に設定される日替わりコースがあり、日替わりコースは12月上旬まで設定されています。日替わりコースが設定される駅へは臨時列車が設定されたり、普段通過する列車が臨時停車することがあります。
10月13日の静岡地区の「さわやかウォーキング」は御殿場線・富士岡駅を起点とするコースで開催されました。これに伴い静岡~富士岡間(復路は御殿場発)で快速「さわやかウォーキングごてんば」号が運転されました。ただし、この列車は全車自由席のありがちな快速列車ではなく、ホームライナーのような定員制で乗車整理券が必要でした。こういった形態で臨時列車が運転されたのは私の記憶にはありません。
車両はJR東海静岡車両区所属の373系でした。今年3月に373系を2編成使用していた特急「東海」が廃止になり、373系の運用にも余裕ができたのかもしれません。正面方向幕は「臨時」となっていました。
私は復路の御殿場発の列車に乗りました。乗車率は3割程度でした。「さわやかウォーキング」のパンフレットの片隅に小さく記載してあっただけで御殿場駅での掲示すらなかったので、「さわやかウォーキング」に来た客でさえほとんど知らなかったのではないかという印象です。
またきっぷヲタ的視点として、普段の御殿場駅はホームライナーの発着がないので、どういった乗車整理券が発売されるのか気になっていました。御殿場駅のホームで常備軟券の立ち売りが行われていました。しかも、ちょっと見慣れない様式のものでした。
発売箇所は静岡駅を御殿場駅に修正しています。静岡地区の乗車整理券は一部主要駅に導入されている券売機券を除き、こういったピンクの常備軟券です。日付印はチケッターで代用することが多いのも静岡地区ならではです。ただ通常発売している東海道線の乗車整理券は列車名が予め印刷されていますが、この券は印刷されていません。
途中、沼津・富士・清水の各駅に停車しましたが、これらの駅からの乗客はほとんどいなかったように見えました。沼津・富士の両駅ではホームでの乗車整理券の立ち売りは行っていませんでした。静岡駅まで約10分の清水駅からわざわざ乗車整理券310円支払って乗る人がいるとも考えにくいので、清水駅でも立ち売りはなかったものと思われます。
右のレシート券はオマケです。この列車で乗り越し精算した際の何の特徴もないきっぷですが、9825Mと列車番号が入っていてなにやら臨時列車で発券されたらしいことはわかります。
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