南紀96号
▼種別:特急
▼運転区間:熊野市→名古屋
私は一番前に並んでいたので亀山駅できっぷを受け取る際に希望通りのきっぷが取れているはずでした。確かに帰りに乗る予定だった「南紀96号」の熊野市~四日市間が取れてはいたんですが、駅員が何を勘違いしたのかグリーン席でした。
そのまま何も言わずに支払って乗ってしまおうかと思いましたが、それも気が引けたので駅員にグリーン席ではなく指定席希望である旨を告げました。駅員は平謝りでマルス端末を叩いてみるも当然のごとく満席でした。結局、亀山駅で大量に確保できていた熊野市~津間の特急券を購入し、差額は車内で精算ということで落ち着きました。
きっぷは定期列車のものと何も変わりません。ただし出発時刻と到着時刻に注目です。「南紀」は昼行の特急列車ですが、96号は日をまたぎ深夜帯を走るため(夜行・寝台)にカテゴリー分けしました。あと、全車指定だったので指定席が満席になった後に立席特急券の発売が行われました。料金は自由席特急券と同額でした。
特急・急行列車の利用客は予め集合場所が決まっており、そこに発車時刻まで集まるようになっていました。駅南の保線区(?)の敷地でした。ところが花火が終わったのが午後9時半ごろで、この列車の発車時刻が23:48です。暑さはさほど気になりませんでしたが、座るところもなく2時間以上も人でごった返す駅周辺でヒマ潰しをするのは少々苦痛でした。そんなんだったら花火の余韻が残る海岸で新聞紙敷いて寝転がってた方が良かったかなと今さらのように思います。
しかも、熊野市駅発車は30分近く遅れました。途中で回復することなく四日市駅までそのまま遅れを引きずりました。前日に亀山駅で徹夜し、その間も3~4時間しか寝ていなかった上に昼間は鉄ヲタ活動+海水浴までしてたんですが、とにかく「深夜なので乗り過ごしたらシャレにならない」という思いからほとんど眠れませんでした。
車両は定期列車と同じくキハ85系でした。行きに乗った急行「熊野市花火3号」もキハ85系でした。車両も一緒で停車駅も所要時間も大差ないのに種別が違うだけで料金は大幅に高くなる(津~熊野市間の指定席の比較で急行:1460円、特急:2490円)ので、ちょっと違和感がありました。車両によって種別を区別するか、全部急行列車で運転した方が良かったように思います。
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