湘南ライナー
◆運転区間:東京・品川~茅ヶ崎・小田原
◆運転本数:8.5往復(下り9本、上り8本)
◆使用車両:185系、215系、E257系
ライナーとは通勤時間帯に運転される有料列車です。明確な種別はありませんが、実質快速列車と同等です。また、着席サービスをウリとしているため定員制となっていて、予め乗車駅・列車(列車によっては号車・座席まで)が指定された乗車整理券・ライナー券(これは各地によって呼び名が異なります)を購入する必要があります。
車両は特急型車両の間合い運用が多く、通常の窮屈な通勤車両とは異なります。労働に疲れた勤労者にはちょっとした贅沢のようなもので、私自身も座って帰りたい時はよく利用します。通勤用の列車なので一部例外を除き土曜・休日は運休となります。
ライナーの代表格「湘南ライナー」は国鉄末期の増収策で夜間遊んでいる特急車両を間合い運用したことから誕生した列車で、昭和61年から東京~小田原間で運転されています。停車駅は列車によってまちまちですが、大きな特徴としては「湘南ライナー」は全列車横浜駅を通過することです。横浜駅を通過する列車は「湘南ライナー」などのライナーと東海道線通勤快速ぐらいです。
現在は8.5往復運転されています。運転開始当初は特急「踊り子」で使用されている田町電車区(当時)所属の185系だけだったと思いますが、その後同じ田町所属の183・9系(現在は離脱)、215系が投入されました。さらに新宿に到着した特急「あずさ」の間合い運用として松本車両センター所属のE257系も投入されています。間合い運用とはいえ松本の車両が東海道線の通勤輸送で活躍しているのは不思議な感じがします。
(券売機サイズ)
(券売機サイズ)
首都圏では「ライナー券」と呼ばれ1枚500円です。他地区は100~310円なので少々高めです。下り列車は発車時刻の30分ぐらい前からホーム上のライナー券売機で発売されます。指定は号車のみで、早い者順に好きなところに座ることができます。上の2枚はいずれもライナー券売機で購入したものです。券紙の色に違いがありますがこれは特に規則性はなさそうです。
前述のとおり「湘南ライナー」は3種類の車両で運転されており、どの車両でも同料金です。ボックス型の215系でも新型特急車両のE257系でも同料金なのでどちらが得かは言わずもがなです。
写真は東海道線・品川駅で撮影したものです。185系だけ専用のカモメのヘッドマークが出ているので結構気に入っています。
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