SL南房総
▼種別:快速
▼運転区間:木更津→館山
今日で2月から続いた「ちばデスティネーションキャンペーン」(以下「ちばDC」)が終わります。「ちばDC」関連のヲタ列車といえばやはりこの列車でしょう。
(内房線・大貫)
2月上旬の週末に運転された快速「SL南房総」は木更津→館山間で快速「DL南房総」の往路に設定された列車です。千葉県にSLが走るのは平成2年の京葉線以来のことで18年ぶりでした。内房線に限っては木更津~千倉間電化と同時にSLの運転が終了した昭和44年7月以来38年ぶりのことでした。
38年ぶりである上にツアー枠にほとんど割り当てられ一般発売枠もかなり少なかったようで、指定券争奪戦は「DL南房総」以上に熾烈を極めました。ヤフオクで「DL南房総」がペアで35000円になりましたが、こちらは平均1枚で2~3万円程度にまで暴騰しました。私が見た限りでの最高額は1枚で12万円でした(どうせ冷やかし入札だと思っていましたが、評価が付いていたので取引が成立したようです。出品者は常連の熊本のダフ屋でした)。もはや完全にクレイジーの世界です。確かに興味深い列車ではありましたが、さすがに6桁出す価値は見出せませんでした…。
ちなみに私はきっぷを見てのとおりツアー枠で乗りました。指定券のみの乗車票になっていて、乗車券に相当する乗車票は別にあります。
ツアー客はみな木更津~館山間を乗車したわけではなく、コースによって大貫、岩井、富浦の途中停車駅で降りるものもありました。こういった途中停車駅でツアー客が降りた後の席は再発売されませんでした。富浦駅発車時点で最後尾の6号車は完全に空でした。短い区間でも乗りたいと思っても、指定券が取れなくて断念した一般客はたくさんいたと思います。結果的に必要以上に品薄感を煽りダフ屋に大儲けさせたのはひとえに指定券の売り方のまずさが原因だと思います。関係者は大いに反省してもらいたいところです。
機関車はお馴染みのJR東日本高崎車両センター(高崎支所)所属のD51-498で、客車も同所の12系でした。写真は内房線・大貫駅で撮影したものです。煙のせいで連結されている客車がまったく写りませんでした…。反省。
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