カーペットカー
かつて札幌~函館間を走っていた快速「ミッドナイト」には「カーペットカー」という車両が連結されていました。フェリーのように床にカーペットが敷かれている車両で、枕と毛布が用意されていました。平らなところに寝られる上に普通の座席車と同料金(300円)だったので人気がありました。これは私が使った「カーペットカー」のきっぷです。
(千歳線・白石)
以前紹介した特急「はなたび利尻号の「ゴロ寝カー」と違って、号車が指定しているだけで座席(?)の指定はありません。寝るところは早い者勝ちで押さえるようになっていました。車掌は函館駅発車前に検札を済ませ、平時は途中停車駅無しのノンストップだったので札幌駅到着までぐっすり眠ることができました。貧乏旅行に優しい素晴らしい列車でした。
平成12年12月に定期列車から臨時列車に格下げされると同時に車両がキハ27系からキハ183系に置き換わり、「カーペットカー」の連結はなくなりました。臨時列車自体も残念ながら平成14年11月で廃止になってしまっています。
車内の写真はありませんが、キハ27系の外観の写真です。友人のHPから借りたもので千歳線・白石駅で撮影したものだそうです。平時は2両編成ながらも、ちゃんとヘッドマークも用意されていました。
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