当日限り有効と2日間有効
ほぼ同時期にJR東日本のタッチパネル式券売機で購入した乗車券です。区間・金額とも同じですが、経由と有効日数が違います。当日限り有効のほうは「東北線経由」となっていますが、2日間有効のほうは「新幹線経由」となっています。これは平成16年3月より東北・上越新幹線が東京近郊区間から外れたことによります。前者は東京近郊区間完結の乗車券になり当日限り有効・途中下車不可ですが、後者は普通の長距離乗車券になり2日間有効・途中下車可になるためです。
ちなみに。仮にこの乗車券で総武線・佐倉駅まで乗り越した場合でも取り扱いに差が出ます。前者は宇都宮~佐倉間の最短経路で計算した運賃の差額から精算しますが、後者は東京山手線内の最寄駅(この場合秋葉原か東京)から別途精算になります。
<前者:東北線経由での精算>
- 宇都宮~佐倉間の運賃: 2940円
- 宇都宮~東京山手線内の運賃:1890円 差額:1050円
<後者:新幹線経由での精算>
- 秋葉原~佐倉間の運賃: 950円
こんなところにもちょっとした差が出てしまいます。
東京近郊区間は最近拡大傾向にあります。これもひとえにSuicaの影響だと思います。東京近郊区間内だと実際に乗る経路に拠らず最短経路で運賃計算できるメリットがありますが、途中下車できないというデメリットもあります。使う人にもよりますが、私個人的には前者のメリットより後者のデメリットのほうが大きいので、あまり歓迎していません。
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