ムーンライト信州
▼種別:快速
▼運転区間:新宿~信濃大町・白馬
その昔(と言っても10年数前まで)、新宿~上諏訪間に全車自由席の夜行の普通列車が走っていました。車両はスカ色(横須賀線・総武線カラー)の115系だったと記憶しています。当時は急行「アルプス」がまだ健在でしたが、料金不要で乗れたこの列車は登山客に人気があったようで「山岳夜行」なんて俗称もありました。しかし、平成5年に急行「アルプス」に一本化され、廃止されてしまいました。
<441M・昭和60年12月>
新宿(23:55)
→甲府(3:00着・3:58発)/小淵沢(5:01)/上諏訪(5:57)
<アルプス9号・昭和60年12月>
新宿(23:20)
→甲府(2:02)/上諏訪(3:19)/松本(4:13)/南小谷(5:52)
(小淵沢は通過。信濃森上~南小谷間は普通列車)
上諏訪や小淵沢あたりが便利な八ヶ岳や霧が峰などに登るには「アルプス9号」だと着くのが早すぎたのかもしれません。
ところが、その急行「アルプス」も平成14年11月で廃止されてしまい、週末を中心に運転する臨時快速「ムーンライト信州」に置き換えられました。下り列車はほぼ毎週末運転されていますが、上り列車はなぜか一シーズン数日の運転です。下り列車は多いときは1日2本運転されることもあり、そのため「81号」という号数が付いています。
車両こそグリーン車を連結した特急型の183・9系になり、全車指定席となりましたが、大きなリュックサックを背負った登山に行くらしき客は多数いて、「山岳夜行」の雰囲気はたっぷり残っています。(ただ、登山客は電車の中でビール飲んで夜中までうるさいので、個人的にあまりいい印象はないです)
この列車は比較的指定席が取りやすいので私もしばしば使います。いちおうリクライニングシートですが車両によって座席の当たりハズレがあるので、こればっかりは運次第という感じです。何故か私はハズレに乗ることの方が多いです。写真は新宿駅で撮影したものです。幕張車両センターの国鉄色の車両が充当されることが多いですが、たまに長野総合車両センターの旧あさま色の車両が充当されることがあります。それにしても運転席を覗き込んでるヲタオヤジ怪しすぎです(爆)
以前私が“スカ色山岳夜行”に乗った時は、長時間停車(甲府だったような)する駅で、列車番号が代わりました。
甲府までは、いわゆる終電で、甲府からは一番列車になります。確か、2:30頃到着して4:00過ぎに出発したような記憶があります。まぁこの時刻はこれはあてになりません(^^
甲府駅に到着した時に、以下のような車内放送がありました。
『この列車は○○時○○分発の始発列車になります。列車は扉を開けたままホームに停車致します』さらに、停車ではないので乗務員も乗車していないということも言っていました。停車扱いだと乗務員がいないといけない?ので、停車ではないことを敢えて放送したのかもしれません。
確かに、運転手は(多分車掌も)その間は乗車していませんでした。
新宿駅の表示も“甲府(上諏訪)”という変わった書き方でした。
また、115系はセミクロスシートなので、扉付近のロングシート部分は“C寝台”と言って、登山家の方が好んで寝ていたことを思い出します…
投稿情報: ぽろりん | 2008年7 月24日 (木曜日) 02時00分
重複してましたので古いほうのコメントは削除しました。あしからずm(__)m
新宿→甲府と甲府→上諏訪で同じ車両を使った全く別の列車という扱いなんでしょうね。
私が学生時代の仙台では愛子→仙台の列車が仙台駅に着くとそのまま黒磯行になったことがありました。車内放送でも「黒磯行はこの列車にそのままご乗車ください」と案内がありました。
投稿情報: 今出川 | 2008年7 月24日 (木曜日) 23時52分