やまびこ
◆種別:新幹線
◆運転区間:東京~仙台・盛岡
「やまびこ」はもともとは昭和40年の東北線盛岡電化とともに上野~盛岡間で運転された特急「やまびこ」がルーツです。昭和57年6月に東北新幹線開業と同時に速達タイプの列車の名称に転用されました。開業当時の標準の停車駅パターンは大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台~盛岡の各駅でした。
国鉄末期の昭和60年に東北新幹線が上野まで延伸されると前記の停車駅を絞った速達タイプの列車も登場し、停車駅も多様化しました。沿線では速達タイプを特に「スーパーやまびこ」などと呼ばれていました。昭和60年12月当時のダイヤです。
<やまびこ1号:速達タイプ>
上野(8:40)
→福島(10:07)/仙台(10:33)/盛岡(11:25)
(他の停車駅:大宮)
<やまびこ31号:標準タイプ>
上野(6:00)
→宇都宮(6:47)/福島(7:37)/仙台(8:03)/盛岡(9:21)
(他の停車駅:大宮、郡山、古川、一ノ関、水沢江刺、北上、新花巻)
平成9年3月に最高時速275Km出るE2系を投入し、東京~盛岡間は2時間25分まで短縮しました。平成14年12月に東北新幹線が八戸まで延伸されると、速達タイプは「はやて」となり、「やまびこ」は以前のように停車駅を増やし東京~盛岡間は3時間20~30分程度かかるようになってしまいました。このきっぷは「やまびこ」が東京~盛岡間を2時間25分で結んでいた頃のものです。
車両は200系からE2系へ急速に置き換わりつつあります。時刻表ではわかりませんが、現在200系の「やまびこ」はわずかに2往復が残るのみです。また、E2系+E3系の併結となっているものもあります。
写真は宇都宮駅で撮影したものです。仙台に住んでいた頃、毎週新幹線で古川市(現:大崎市)までバイトに行っていた時期がありました。なので乗った回数は数知れません。
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