きのくにシーサイド
▼種別:快速
▼運転区間:天王寺~白浜
この車両は平成11年に和歌山県一帯で「南紀熊野体験博」なる博覧会が開催された際のイベント列車として12・24系客車を展望スタイルに改造したものです。牽引機関車はJR西日本宮原総合車両所所属のDE10-1152で、客車の塗色に合わせた専用機になっています。同博覧会終了後は夏季期間を中心に全車指定席の快速「きのくにシーサイド」として主に天王寺~白浜間で運転されています。
左の写真は紀勢線・白浜駅で撮影した上り回送列車です。進行方向(天王寺方面)はこの写真の背後のほうなので、当然機関車を逆側に付け替えると思っていました。しかし、付け替えることはなく機関車が背後の客車を押すような形で発車しました。先頭となった客車には簡易運転台があり、さすがに無人ということはありませんでした。
<きのくにシーサイド2号>
白浜(16:03)→和歌山(18:04/18:10)→天王寺(20:02)
<スーパーくろしお32号>
白浜(17:34)→和歌山(18:49)→天王寺(19:32)
1時間半後に出た特急が30分早く天王寺に着くので、恐ろしく鈍足です(爆)でも、海の景色を眺めながらのんびりするにはこれぐらいのスピードがいいのかもしれません。ただし奇数番は山しか見えないので、気合で偶数番を取ることをお勧めします。
夏のピーク時にはなかなか指定が取れないことがあるそうですが、私が乗った頃は当日でも余裕で指定が取れました。9月の秋分の日の3連休で平成17年分のこの列車の運転は終了しています。
【補足】
「きのくにシーサイド」は平成19年夏シーズンを以って運転終了したので、カテゴリーを追加しました。
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