あさま(新幹線)
◆種別:新幹線
◆運転区間:東京~軽井沢・長野
「あさま」という名称自体は昭和41年から上野~長野・直江津間で運転されていた在来線特急時代のものが新幹線の名称公募でも上位になり、そのまま引き継がれました。新幹線としての開業は平成9年10月で、翌年開催される長野オリンピックに合わせて工事が進められました。
車両は写真のE2系で、平成9年3月に一足早く東北新幹線の速達タイプの「やまびこ」でデビューしていました。長野新幹線は急勾配が続き、途中で50/60Hzの電源周波数の境目を越えるため、急勾配に対応したブレーキや両周波数に対応した装備を搭載し、専用編成(N編成)となっています。
<あさま1号・昭和55年10月>
上野(7:16)
→軽井沢(9:24)/小諸(9:45)/上田(10:00)/長野(10:29)
<あさま1号・平成17年10月>
東京(7:28)
→軽井沢(通過)/上田(8:41)/長野(8:53)
新幹線の「あさま1号」は大宮~上田間ノンストップの速達タイプですが、所要時間は半分以下になり、劇的に便利になりました。もっとも、いいことばかりでもなく並行する信越線の横川~軽井沢間は廃止・バス転換となり、軽井沢~篠ノ井間は第三セクターの「しなの鉄道」に転換され近距離利用客にとっては不便になりました。「東京は近くなったが隣の町が遠くなった」という新聞記事が出ていたのを思い出します。
この区間は新幹線開通以前から何回も乗っていますが、新幹線に乗るたびに改めて「速くなったなぁ…」と感心してしまいます。特に在来線時代は横川~軽井沢間の碓氷峠を越えるために機関車を連結していましたが、新幹線はトンネルを突き抜けて一気に越えていきます。写真は長野駅で撮影したものです。
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