川崎新町
(川崎新町駅に進入する205系)
南武線には支線があります。尻手駅から南へ分岐し、鶴見線・浜川崎駅まで至るわずか4.1Km距離です。現在は短編成・ワンマン化された205系が走っていますが、101系が最後まで走っていたところでもありました。日中は1時間に1~2本程度で、貨物列車のほうが多く走っているような印象さえ受けます。その間の途中駅は2つあります。尻手寄りの八丁畷駅は京急との乗換駅で、京急の駅の構内を通らないと駅の外へ出られない構造になっていて、改札業務は京急に委託されています。その隣の川崎新町駅は住宅街にあるどことなくどのかな雰囲気の駅です。
(川崎新町駅外観)
川崎新町駅は首都圏のきっぷヲタの中では少々知れた存在です。と言うのはみどりの窓口がなく、POS端末設置駅だからです。JR東日本のPOS端末設置駅はちっとも珍しくないですが、(おそらく)東京から一番近いところにあって電車の本数も少ないので、気軽にPOS券を収集できるというメリットがあります。
川崎新町駅のPOS券です。このきっぷは八丁畷接続のごくありがちな京急線連絡券です。POS端末はマルス端末より連絡券が出しやすいので、わりと気軽に連絡券をオーダーできます。中には複雑怪奇な経路の気色悪い連絡券を出させているブログを見かけますが…。「生麦」とは日本史の教科書に出てくる「生麦事件」のあった場所です。
駅に指定券の申込書が置いてあったので3月のダイヤ改正で廃止された急行「能登」のグリーン券を頼んでみました。首都圏の駅での発売拒否は珍しいことではないので、指定券の取り扱いは断られることも覚悟していたんですが、あっさり料補の登場となりました。
「能登」は廃止後も臨時列車で運転されていますが、臨時化を契機に車両が変更になったためグリーン車の位置が4号車から1号車に変わっています。そんなことも見越して購入しました。
この記事を仕込んでいる最中(注:この記事を仕込んだのはだいぶ前です)に川崎新町駅のPOS端末が感熱化されたという情報が入りました。プリンタだけか機械ごと置き換えたのかや、きっぷのレイアウトが変わったかなど興味が尽きないので、また近日中に行くことになるかと思います。
【補足:15/7/5】
川崎新町駅のPOS窓口は平成26年12月で営業終了しています。
最近のコメント