指変
私が新幹線に乗る際はよほど短区間でない限り指定を取るんですが、この時はどうしても指定が取れず、指定なしで「こまち」に乗り込みデッキに立っていました。大宮駅に着く手前で車掌が私のきっぷを見て、仙台で降りることを確認した上で、「大宮を出たらご案内できますので」を声をかけてきました。仙台までずっとデッキに立つことを覚悟していたのでまさに渡りに舟でした。
大宮駅発車後に自由席との差額710円を支払って「指変」と印字されたレシート券を渡され、15号車の席に行くように案内されました。
手書きの車内補充券の「指変」であれば手持ちにあったんですが、レシート券は初めてでした。意外や列車名や座席番号が印字されています。下り列車なのに列車番号の末尾が偶数なので、設定を変えるのが漏れたのかもしれません。また、「原急行券と共に使用の場合有効です」の文言にどうしても目が止まります。ここで言う「原急行券」とは「特別な急行券」である新幹線自由席特急券を指すんだと思いますが、なかなか古めかしい文言です。
いま思うに、この座席は車掌持ちのいわゆる「調整席」だったのかもしれません。それだとなぜ「大宮を出たら」という条件が付いたのかよくわかりませんが…。
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