ナイトビュー姨捨
◆種別:快速
◆区間:長野~姨捨
篠ノ井線の姨捨付近の善光寺平の車窓は日本三大車窓の一つです。特急「しなの」に乗っていても、付近に差し掛かる場合は車内放送で案内があるぐらいです。以前に快速「更級浪漫」号など何回かその車窓を楽しむための列車が運転されたこともありました。
(信越線・篠ノ井)
今回の快速「ナイトビュー姨捨」号はこれまでの散発的な運転と違い、4月下旬~5月の金土曜運転と一定の期間を設けて運転されたのが特徴です。
車両は快速「リゾートビューふるさと」で使用されているJR東日本長野総合車両センターのHB-300系です。南小谷からの「リゾートビューふるさと」が18:28に長野駅に到着し、慌ただしく車内整備を行ってから18:48の「ナイトビュー姨捨」として折り返します。側面のLEDは意外や専用のものが用意されていました。
長野 篠ノ井 姨捨
往路 18:48 → 18:58/19:10 → 19:33
復路 20:59 ← 20:48/20:41 ← 20:24
ダイヤはこんな感じでした。姨捨滞在時間は1時間弱です。往路は交換待ちが多くて妙に時間がかかっています。復路は長野駅で21:06発の「あさま552号」に間に合います。
指定はかなり早い段階で押さえたので何とも言えないですが、日によっては満席になった列車もあったようです。また、長野地区発着のパックツアーもあり、それっぽい乗客が乗っていました。土曜の晩ということもあり、ほとんど座席が埋まっていました。
(姨捨駅から見た夜景)
夜景はこんな感じでした。姨捨駅に着いた頃はまだ薄明るかったんですが、だんだん日が暮れていい感じになってきました。姨捨駅は普段は無人駅ですが、運転日には地元のボランティアの方が来て夜景の解説や姨捨伝説の民話の語りのイベントや酒の振る舞いもあり、退屈しないよう工夫されていました。鉄ヲタ的には日中発売している姨捨駅の硬券入場券をこの時間帯にも発売して欲しかったなぁ…と思ったんですが。
当初は5月限定の予定でしたが、評判が良かったようで7~9月も追加で設定されています。姨捨駅は姨捨山の中腹の標高551mにあるので、日中暑くても夜は結構肌寒くなります。この列車に乗る際には何か一枚羽織れるものを用意しておくことをオススメします。
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