ムーンライトえちご車両変更
以前の記事で今年3月13日のダイヤ改正から急行「能登」の臨時化で車両がJR東日本新潟車両センターの485系に変更になったことを取り上げました。この車両は快速「ムーンライトえちご」で使われていた車両でした。その「ムーンライトえちご」に充当される車両はどうなったかと言うとこうなりました↓
JR東日本幕張車両センターの183系(旧あずさ色編成)に変更となりました。「ムーンライトえちご」の運転区間は全区間直流電化なので、必ずしも交直両用の485系である必要はなく、直流専用の183系で事が足ります。新潟車両センターに直流専用で夜行列車に適した車両がなかったため、485系が使われいただけのことだと思われます。
183系化に伴ってグリーン車が連結されなくなっています。私が使っているJTB小型時刻表(3月号)にはグリーン車が表記されていましたが、予約はできなくなっています。おそらく3月号の原稿の締め切りに車両変更の情報が間に合わなかったんだと思います。上のきっぷは私が1回だけ利用したグリーン車の指定券です。この時は「青春18きっぷ」ではなく株主優待割引で乗る予定だったため、グリーン車にしてみました。
車両変更後に実際に乗ってみて夜行列車としての居住性は落ちたと感じました。183系のシートはいわゆるバッタンシート(簡易リクライニングシート)で、新幹線ともさほど差がない座面スライド機構まで付いた485系の座席の方が座り心地は格段に上でした。それに深夜の夜間減光もなくなり一晩中煌々と明るい車内でした。はっきり言って前の車両のほうが良かったなぁ…と愚痴りたくもなりますが、そもそもこれまでが快速列車にしては贅沢すぎたのかもしれません。
写真は上越線・高崎駅で撮影したものです。このカラーリングの183系は中央線の特急「あずさ」の印象がどうしても強くて、高崎駅にいるのはちょっと違和感がありました。これからは徐々に珍しくない光景になっていくのかもしれませんが…。
私も183になってからのムーンライトえちごに乗りましたが、塗装はぼろぼろ、側面の方向幕は故障、車内は簡易リクライニングと随分質が落ちてきた印象です。
高速バスからの客を取りかえそうとしていた、165系時代の深々と倒れたグリーン車から転用したというリクライニングシートの頃を知っているだけに、残念な感じでした。
投稿情報: hiro | 2010年4 月29日 (木曜日) 14時23分
165系は車両こそボロかったですが、リクライニングシートが快適で良かったですねぇ…。485系になって最初の頃はちょっと嫌でした。
「ムーンライトえちご」は臨時化された時点で命運が決した気がします。タイミングを見計らって季節運行も廃止の方向に進めていくのではないでしょうか。
投稿情報: 今出川@福岡 | 2010年4 月29日 (木曜日) 21時22分