SLやまぐちDC号
◆種別:快速
◆区間:新山口~津和野
7月から山梨に代わって「おいでませ山口ディスティネーションキャンペーン」(山口DC)が開催されています。これに伴って山口線で運転されている快速「SLやまぐち」号のイレギュラーバージョンの列車が運転されました。
(新山口駅)
そのうちの一つが快速「SLやまぐちDC」号です。区間新山口~津和野間でそのままでしたが、機関車をC57-1からC56-160に、客車を茶色の専用編成の12系5両から青色の12系2両に変更されました。
確実に乗客が見込める夏休みの運転なのになぜ客車がたった2両なのか不思議に思いました。左の写真がそれですが、何となく貧弱に見えます。C56は普段運転されているC57より非力なので客車を2両に減車したのかなと私なりに推測しています。
C56-160はJR西日本梅小路蒸気機関車館で動態保存されている機関車です。以前の記事でも紹介しましたが、昭和62年には仙台で走った実績のある機関車です。青色の12系は京都総合車両所所属です。
往路の指定が発売日から半月経ったにも関わらずJR西日本の5489サービスであっさり窓側が取れたので、復路も楽勝で取れると思い、取らないでいました。ところが、しばらく経って調べてみたところ満席で、以後こまめに調べましたがなかなか空席が出ませんでした。最終的に前日朝に何とか取ることができましたが…。
新山口~津和野間で乗客の動きがあったのはほぼ湯田温泉・山口・長門峡(「ながときょう」ではなく「ちょうもんきょう」と読むようです)の三駅でした。通しで指定が取れなくても、細切れにしてみれば案外あるように思います。現に私が乗った復路(上り)でも読○旅行の40人ぐらいの団体が津和野~長門峡間だけ利用していました。
わずか2両だったせいもあり、指定券の売れ行きどおり車内は好ましく埋まっていました。夏休み中の平日の上に乗車証明書の配布がなかったためヲタの割合は多くなく、ほとんどが家族連れでした。中には「4日連続でSLに乗って、明日も乗る」とか言っていた奇妙な母子連れもいました。しかも、なぜか子供(5~6歳ぐらい)の服装が機関士が着るようなナッパ服でした。私は6日連続で乗らないでも1往復で十分です。
車内で豪華な台紙が付いたオレンジカードの発売をしていました。最近オレンジカードを使うことは稀ですが、ついつい衝動買いしてしまいました。その台紙に写真提供者の名前が記載されていたんですが、驚きの名前を見つけました。
(台紙)
↓
(拡大)
民主党副代表です。確か選挙区も京都だったはずです。氏が若かりし頃は全国にSL撮影旅行へ行ったり、鉄道雑誌に寄稿するほどの鉄道ファンだということは知っていました。誰がどの写真を提供したかの記載はなかったので前原氏の写真がどれかはわかりませんが、いずれの写真もさすがの出来です。ちなみに公式HPでは自分で撮影したと思われるSLのポストカードが売っていました…。まさかこんなところで名前を見かけるとは思いませんでした。
最近のコメント