はくつる
▼種別:特急
▼運転区間:上野~青森(1日1往復)
▼最終運転日:平成14年11月29日
(大宮駅)
上野~青森間を東北線経由で結び東北方面への寝台特急の代表格でした。青森駅では青函連絡船に接続し北海道への足としても活躍しました。
登場は昭和39年10月です。当時最新鋭の20系客車が充当され、東北方面初の寝台特急でした。昭和43年10月に東北線が全線電化されるとこれまた当時最新鋭の583系電車に変更され、平成6年まで25年近く583系で運転されました。平成6年から平成14年の廃止までは再び客車に戻され、24系25型客車で運転されました。多客期には583系の臨時列車が運転されました。
平成14年に東北新幹線が八戸まで延伸された際に東北線・盛岡~八戸間がJRから経営分離されました。その際に「はくつる」の動向が注目されていましたが、残念ながら廃止となりました。客車の老朽化が進んでいたのも廃止の一因になったと思われます。なお、運転最終日である平成14年11月30日は「さよならはくつる」として運転されたので、「はくつる」としての最終日はその前日の11月29日になります。
私は583系の臨時列車を含め4~5回乗っています。青函連絡船は既に廃止になっていましたが、早朝の青森駅で快速「海峡」に乗り換え、青函トンネルを通って陸路で北海道入りするのもまたオツでした。同じ寝台特急でも北海道に直通する「北斗星」とも違った趣でした。
写真は大宮駅で撮影した上り列車です。廃止になってもうすぐ5年経とうとは早いものです。
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