さくらエクスプレス
▼種別:特急
▼運転区間:函館~弘前
特急「さくらエクスプレス」は函館から「弘前さくらまつり」向けの観光客輸送にここ数年GWに運転されています。JR北海道は夏にも青森ねぶた祭り見物用に青森まで特急「ねぶたエクスプレス」を運転しており、青森への観光客送り込みに熱心だなぁ…という印象があります。
きっぷは快速「弘前さくら祭り」号の指定と同時に取りました。「弘前さくら祭り」は普通車指定席は満席でグリーン車しか残っていませんでしたが、「さくらエクスプレス」は100席以上空席があり、ちょっと拍子抜けしました。指定区間が本州内だけだったからかもしれません。
車内はほとんど席が埋まっていたように思いました。私のような弘前→青森という区間利用は数人いた程度(おそらくヲタだと思いますが…)で、ほとんど乗客は北海道まで渡ったようです。
(奥羽線・弘前)
「ねぶたエクスプレス」は電車(781系)での運転でしたが、この「さくらエクスプレス」は電化区間しか走らないにもかかわらずキハ183系「ノースレインボーエクスプレス」でした。しかも、この「ノース~」の所属はJR北海道苗穂運転所で、この列車の運転のためにはるばる札幌から函館に回送して運転されてきたようです。北海道の気動車が本州を走るのは珍しいためか沿線には多くの撮り鉄がいました。
この列車には一つ特徴的なことがあります。青函トンネルはトンネル火災を防止するため気動車が自走することができません。そのため函館~青森間は「ノース~」の先頭に電気機関車を連結して青函トンネルを渡りました。自走できる気動車にもかかわらず機関車に牽引されるという奇妙な列車でした。
(東北線・青森)
上の写真は青森駅での機関車連結の様子です。せっかくの展望席も前に機関車を連結されてしまっては台無しです。連結された機関車はJR北海道函館運輸所(青函派出)所属のED79です。このED79は青函トンネル専用機です。客車列車だった快速「海峡」の廃止後は運用が減り、余剰廃車も出たようです。
(青森駅構内)
そして発車した列車を後追いで撮影したものです。やはり機関車+気動車という編成は奇妙です。こんな面倒なことするんだったら最初から電車を走らせればいいのにと思ったんですが…。
【補足:2015/5/16】
JR北海道車による「さくらエクスプレス」の運行および弘前乗り入れは平成23年の春で終了しました。そのため、カテゴリーを追加しています。
電車でも青函トンネル対応は789系と485系ぐらいしかなかったと思います。
ドラえもん781系もなくなったし。
投稿情報: たなべ | 2007年5 月31日 (木曜日) 22時31分
ドラえもん781系が残っていれば登場したかもしれませんね。
個人的には本州(奥羽線)を走る781系を見てみたかった気がしますが…。
投稿情報: 今出川 | 2007年6 月 1日 (金曜日) 22時33分