近鉄改称駅めぐり(中編)
3月20日に阪神なんば線が開業し、近鉄と相互乗り入れを始めました。三宮~奈良間が直通列車で結ばれました。その関連で、近鉄難波駅とともに上本町駅も「大阪上本町」と改称されました。
近鉄難波の場合は改称理由が何となく推測できたんですが、上本町の場合は社名の冠がないのによくわかりません。ただ、京阪の淀屋橋も行先アナウンスで「大阪淀屋橋行き」と頭に「大阪」を付けて強調(?)しています。上本町も敢えて大阪であることを強調するためにそうしたのかな?と推測しています。
(上本町駅駅名板)
近鉄の名阪ノンストップ特急は近鉄名古屋を出ると鶴橋・上本町・近鉄難波と停車することを覚えていたので、上本町という地名自体は何度も聞いたことがありましたが、実際に降りたのは初めてのことでした。そこでお約束通り上本町駅発着となるJRとの連絡券を購入してみました。
(JR→近鉄:POS券)
マルス券では面白くないので、大阪環状線・新今宮駅でPOS券を購入してみました。社線連絡券についてはPOS端末の方がスムーズに出るという印象があります。マルス券と経由表記に大きな違いはないようです。ちなみに鶴橋駅の連絡改札の自動改札機では弾かれました。
(近鉄→JR:ASKA端末発券)
このきっぷは乗継割引が適用されています。鶴橋接続で近鉄日本橋~布施間とJR大阪城公園~天王寺間を乗り継ぐ場合に両社運賃の合算から20円割引になります。確か「鶴橋廻りで森ノ宮までください」といった覚えがあります。「JR西日本」の前に[割]と小さく印字されているのが特徴です。
阪神なんば線には「ドーム前」という大阪ドーム最寄り駅が設置されました。それにより近鉄線から一本で大阪ドームまで野球を見に行くことができるようになりました。
かつて大阪ドームを本拠とした近鉄バファローズが消滅した理由として、球団経営が赤字であることともに、沿線の藤井寺球場から沿線外の大阪ドームに本拠地を移転してしまったために、本業(鉄道)との相乗効果がないというのも一因だと聞きました。もう少し早くできていれば多少は相乗効果を見込むことができ、近鉄バファローズの運命も違ったものだったかもしれません。
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