近鉄改称駅めぐり(後編)
今度は新線開業とは関係ない改称です。
三重県川越町の玄関駅である近鉄名古屋線・川越富洲原駅は改称前はただの富洲原駅でした。「富洲原」という地名は隣接する四日市市の地名です。開業当初は四日市市に駅がありましたが、終戦前後に数百メートル離れた川越町内に移転してきました。でも、駅名は四日市市の地名である「富洲原」のまま変えられることはありませんでした。
(富洲原駅駅名板)
川越町は街の玄関駅である富洲原駅を、町名を冠した駅名に改称するよう長年近鉄に申し入れてきましたが、なかなか受け入れられませんでした。しかし、昨年11月に川越町で駅周辺の整備事業を行うにあたって、ようやく近鉄が要望を受け入れ「川越富洲原」と改称されることが発表され、今回の改称に至りました。
と言うわけで名古屋/近鉄名古屋接続のJR→近鉄の連絡券を購入してみました。簡単に購入できると思っていましたが、機械に触れもせず「ウチではできない」とか「名古屋までしか発売できない」等々言われ難儀しました。みなJR東海社員の係員だったので、ちょっと発想を変えて子会社委託の窓口に行ってみました。
中央線・鶴舞駅の千種寄りにある名大病院口は子会社の東海交通事業(城北線の運行も行っている会社)に委託されています。JR東海社員にとっては駅の窓口業務は「腰掛け」<大卒総合職だとなおさら…>の人も多いですが、子会社の社員はそれ専門で採用されており、見かけ頼りなさそうな若い人や機械に弱そうなオッサンでも素晴らしく優秀な人がまま見受けられます。隣のJR某社ではあまり考えにくいことですが。
結果は期待通りでした。今回は二十歳ソコソコぐらいの若い人でしたが、連絡範囲にあるかどうかを調べた上で難なく発券してくれました。このマルス券は近鉄の連絡改札口にも対応していました。ちなみに富洲原駅で帰りの近鉄名古屋/名古屋接続のJR連絡券をオーダーしましたが、「ここでは出せない」の一言で終了しました。なので、今回は近鉄→JR連絡券はありません_| ̄|○
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