マリンブルーくじらなみ
◆種別:快速
◆区間:熊谷~柿崎
快速「マリンブルーくじらなみ」は毎年7月下旬~8月上旬に運転される海水浴列車です。埼玉北部~群馬にかけての新幹線が通らない駅にこまめに停車して乗客を拾い、日本海側の海水浴場へ運ぶといった感の列車です。手持ちの昭和50年代の時刻表には名無しの臨時普通列車としてこの列車の前身と思われる列車の記載があったので、軽く30年は超える歴史があります。以前は両毛線・桐生駅発着の設定もありましたが、こちらは平成15年で運転終了しています。
この列車に前々から興味はあったんですが、なかなか乗りに行くことができませんでした。このきっぷの越後湯沢駅発車時刻が8:48であることから推測できるように、朝の出発が早すぎたためです。まぁこの列車は海水浴客を運ぶ目的の列車で、少なくとも午前中には海水浴場に着かないと時間を有効利用できないため、朝早いのは仕方がないのかもしれません。
(上越線・越後湯沢)
古くはJR東日本新前橋電車区の165系で運転されていましたが、165系全廃後は183系で運転されています。全車指定席ではなく、6両中2両か3両は自由席でした。
私は越後湯沢駅まで新幹線で先回りして乗りました。指定は満席になるほどではありませんでしたが、自由席は比較的混み合っていました。海水浴列車の割に私と入れ替わりで越後湯沢駅で降りる客が多かったのは意外でした。服装や格好から判断すると登山客の利用も相当数あったようでした。
なお、今年はこの列車の運転はないようです。これが夏の電力需要逼迫による臨時列車の選別か、純粋に利用低迷による設定打ち切りなのかはなんとも言えません。それなりに歴史があって定着している列車のようですので、また来年以降は運転されることを期待したいです。
最近のコメント