公共交通おかえりきっぷ
高松市は市街地活性化や公共交通利用促進を目的として、地元商店街や高松三越と連携し公共交通機関を利用して来た買い物客に対し、期間限定で乗車引換券を配布する「公共交通おかえりきっぷサービス」を実施していました。対象交通機関はJR四国、ことでん(電車・バス)、大川バスの三社でした。
地元商店街や高松三越で一定以上の金額の買い物をすると引換券が貰え、鉄道の場合は駅で乗車券と交換し、バスの場合はそのまま料金箱に投入して250円相当の運賃に充当できました。
私はちょうど実施期間中に四国にいたので、帰り際に高松に寄って高松三越でお土産を仕込んで引換券をゲットしてきました。確か3000円ぐらい買ったと思います。引換券はこのような簡素な紙切れで、当日限り有効だったので手書きの日付が入っていました。
JRの場合は高松駅のみどりの窓口もしくはワーププラザ高松支店での引き換えとなりました。どんなきっぷが出てくるかなと思っていたら、意外やマルス券でした。券面左寄りの上部に□四と○契が小さく印字されています。
利用できる範囲は高松~国分・讃岐牟礼間となっています。これは高松市内で完結するJRの駅で、国分の一つ先の讃岐府中駅は高松駅からの運賃が国分駅と同じですが、坂出市になるため利用範囲外となっています。あくまで高松市の税金を使ってのサービスなので、市外の客は対象外ということなんでしょう。
ざっと調べたんですがこのサービスが実施されたのは平成26年9月16日~10月末の一ヵ月半の間で、その後は行われた形跡がありませんでした。利用者が少なかったのか、予算が尽きたのか、効果が乏しかったのか原因は定かではありませんが…。
讃岐府中駅は国分駅と同運賃ながら、坂出市内だから利用範囲外というけれど、
一方で「乗り越した場合は高松駅からの差額」と券面に明示してあるので、
讃岐府中駅で下車した場合は 差額0円の精算なのでしょうね。
差額精算で済む辺り、大変良心的だと思いました。
投稿情報: ono | 2016年12 月20日 (火曜日) 00時31分
確証がないので触れませんでしたが、運賃精算はおそらくそういうことになるんだと思います。
こういう範囲が決まったきっぷで差額精算で済ますのは珍しいですね。
投稿情報: 今出川 | 2016年12 月20日 (火曜日) 20時04分