伊予中山
(伊予中山駅駅舎)
予讃線・伊予中山駅は愛媛県伊予市の山あいにある駅です。駅名の通り、もともとは合併前の旧・中山町でした。予讃線・向井原と内子線・内子を結ぶ国鉄内山線の駅として計画され、国鉄末期の昭和61年に開業した比較的新しい駅です。内山線は開業と同時に予讃線に編入されています。現在、すべての普通列車と1日5往復の特急列車が停車します。
(窓口の痕跡?)
駅舎内に窓口があった痕跡はありましたが、駅自体はかなり前に無人化されたようでした。平成16年ごろまでは簡易委託の受託者が駅できっぷを発売していたようです。
(特産品センター)
駅舎ではきっぷの発売をしないものの、簡易委託は現在でも続いていて、駅に隣接する「伊予市中山町特産品センター」のレジできっぷの発売をしています。駅の目の前を国道56号線(大洲街道)が通っていて、山あいにありながらも結構賑やかなところです。
私が訪ねた時、片道きっぷは260円と450円の2種類だけでした。いずれも発駅補充で、発行駅は松山駅となっています。260円は伊予市・内子相当、450円は松山・伊予大洲相当で、近辺の主要駅はこの2種類でカバーできてしまっています。
あと、松山だけ往復券がありました。こちらは発行駅が「松山駅」ではありますが、最近なかなかお目にかかれない完全常備券です。補充券の類はありませんでした。
かつてはこのような特定特急券も発売していたようです。25Kmは松山・伊予大洲相当です。かつては停車する特急列車がもっと多かったので、特急券も用意されていたんだと思います。
当地は中山栗というブランド栗の産地だそうです。私が訪ねた時はちょうど栗の収穫期で、特産品センターにはひっきりなしに車が出入りしていました。私も試食の栗をいただきましたが、ホクホクで甘みが強くとてもおいしかったです。この後の行程があったので、買って帰るのは断念しましたが…。
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