フレッシュひたち4号
◆種別:特急
◆区間:勝田→上野
常磐線の特急列車の車両は平成25年3月のダイヤ改正で一旦はE657系に統一されました。しかし、E657系に「新たな着席サービス」を導入するに当たり車両の改造が必要となったため、一時的に車両不足が発生しました。そのため、特急「フレッシュひたち」の1往復(4・61号)について、平成25年10月から651系の代走で運転されました。
その代走も今年3月のダイヤ改正で終了しました。約1年半という代走期間は異例の長さとも言えます。それと同時に常磐線の特急列車も「スーパーひたち」・「フレッシュひたち」から「ひたち」・「ときわ」に再編され、「新たな着席サービス」が導入されました(これについては後日触れます)。
(常磐線・勝田)
651系は仙台からの上京の手段として学生時代によく利用しており、個人的には特に思い入れの深い車両でした。61号は夜遅かったり4号は朝早かったりしてなかなか乗りに行く機会はなかったんですが、勝田に宿泊して代走最終日の4号とその前の日の61号に乗ってきました。上の写真は朝焼けの勝田駅で発車を待っている4号です。代走中は正面のLEDは使われていなかったようで、ずっと非表示のままでした。壊れていたわけではないと思うんですが…。
特急券は「フレッシュひたち料金回数券」と併用したので指のみ券となっています。E657系は10両編成なので、11号車というのは代走の651系の指定席だったという記録にもなります。
651系は直流化改造されて高崎線を走っているものもあれば、一部では廃車が始まり、一部は東日本大震災で不通になった原ノ町駅に閉じ込められ4年以上放置状態のものもあります。 代走用として交直両用のままで残された編成も今後どうなるかはわかりません。いずれにしろ、651系は「新たな着席サービス」に対応していないので、再び常磐線の特急列車として運転されることは望み薄な感じはします。
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