トクだ値(あさま)
昨年12月から今年3月にかけて発売されていたJR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」会員限定割引の「トクだ値」です。以前紹介した「お先にトクだ値」は2週間前まで予約を確定・購入する必要がありましたが、「トクだ値」は頭の「お先に」が取れただけあって前日(正確には当日の午前1:40)まで購入可能でした。
「トクだ値」が設定されたのは新幹線の主に首都圏を発着とした一部区間で、割引率は乗車券+新幹線特急券の合算から20~30%引きでした。
このきっぷは昨年暮れに利用した「トクだ値」のものです。券面の上に【えきねっと列車限定割引 トクだ値20(乗車券つき)】とあるように、割引率は20%です。他の賑々しい注意書きは「お先にトクだ値」とそんなに変わりません。
年末のこの時期は回数券や割引きっぷの利用制限期間で、一般人が安く乗るには「えきねっと割引」か株主優待割引ぐらいしかありません。乗り遅れ時のリスク、乗車変更や乗車券部分の延長ができない不便さはあれど、20%安くなるのは大きいです。
4月からはさらにリニューアルされ「トクだ値」に一本化されました。設定区間が大幅に増えるとともにグリーン車も設定されました。また、在来線の「トクだ値」は乗車券部分がなくなり、料金券部分のみになりました。乗車券をくっつけてしまうとSuicaユーザーには不都合になってしまうという考慮だったんでしょうか。
JR東日本は駅の窓口はなくなったり営業時間が短くなったりでどんどん不便になっていますが、逆にネット予約は充実一途といった感じです。各地の「トクだ値」を使う機会があったら少しずつ取り上げていきたいと思います。
在来線は料金回数券とほぼ同等の価格設定のようですね。
回数券とトクだ値は使いきれるか乗変できるかで一長一短なので、
共存してほしい所ですが、JRからすればトクだ値に絞ったほうが
乗変などの手間が減る、列車ごとに割引料金適用の席数を
自由に設定できるなどメリットが大きいので、
そのうち回数券のほうが廃止されてしまうかもしれませんね。
投稿情報: ふと | 2009年4 月15日 (水曜日) 01時13分
東日本は「紙のきっぷ」の一掃に力を入れていて、将来的に回数券の類は全て廃止したい考えみたいです。
ある経済紙にはSuica事業のお偉いさんが「駅から券売機が無くなる日もそう遠い話ではない」とコメントしていました。しかしながら、相変わらず「クレジットユーザーだけのサービス」はどうかと思いますね。
投稿情報: MT54 | 2009年4 月16日 (木曜日) 01時59分
>ふとさん
6方面32区間発売されていますが、首都圏以外への拡大を望みたいところです。売る側としては列車によって細かく設定できるのはメリットでしょうね。
>MT54さん
Suicaと「トクだ値」は直接関係はないと思います。「トクだ値」がビューカード限定サービスなら顰蹙モノですが、一般カードにまで開放されているので私はさほど違和感はありません。
投稿情報: 今出川 | 2009年4 月16日 (木曜日) 23時28分