東京近郊区間大回り乗車の旅
不良在庫と化した期限切れ間近の「房総料金回数券」を消化すべく(そもそも無理やり使う必要もないんですが…)、東京近郊区間を利用した「大回り乗車の旅」をしてみることにしました。私は列車に乗るだけでは飽き足らず旅先でぶらり途中下車をしたいと思うタイプなので、意外やこれをやるのは初めてのことでした。ちなみにM日新聞の記事に触発されたわけではありません。私のほうが一日だけ先です。
東京近郊区間内で完結する乗車券は実際に乗車する経路に拠らず最短距離で運賃を計算します。ただし、同じ駅を2度通ってはいけなかったり、101Km超えても途中下車できないという制限は付きます。最近ではSuicaエリアの拡大と連動して、伊東・韮崎・渋川・黒磯・日立といった東京から軽く100Kmを超える範囲まで広がっています。今回は回数券消化を主目的としたので以下のルートで考えました。
東京-(総武線)-成東-(東金線)-大網-(外房線)-蘇我-(京葉線)-八丁堀
経路通り運賃計算をすると2520円になりますが、これだけ乗り回しても東京→八丁堀の最短距離で計算するのでわずか130円で済みます。ただし、経路上で途中下車はできないので、いつものような「ぶらり途中下車の旅」ができないのが悲しいところです。
せっかくなのでこの乗車券を「えきねっと」で予約してみました。経由は3つまで入力できるようになっていたので、成東・大網・海浜幕張としました。以下が予約結果の画面です。クリックすると拡大します。
経路は私が上にも書いたとおり選択されていました。そして発売金額は…
ちゃんと130円になっていました。
そして受け取った現物です。発売箇所が「東京駅MEV17」となっているとおり、丸の内地下中央改札にある「えきねっと受取機」で受け取りました。経由は「京葉」とだけなっており、運賃計算に使用した最短経路です。あと、無効印の上あたりに不鮮明ながら検札印が押されているのがわかるでしょうか?これは行きの特急「しおさい」の車内で押されたものです。車掌はあまり乗車券を見ずに押したようでしたが…。
個人的には途中で降りられないという不満が残りますが、ひたすら乗り鉄したい時やヒマ潰しにはいいかもしれません。私がまたやるかどうかは別ですが…。それにしても東金線は7年ぶりに乗りました。沿線風景はあまり変わっていないように見えましたが、途中駅から留学生と思われる中国人(?)がたくさん乗ってきてちょっとびっくりしました。
えきねっとで予約してもこういう結果が出るとは意外でした、参考になります。近年はマスコミが大回り乗車をもてはやしているのもあって、車掌も認識している事が多いですが、特急列車になると依然認識がまちまちのようで中には「特急券を買っても、大回り乗車は普通列車だけの特例で特急に乗れない。特急に乗るなら、実経路が原則。」と言う特急の車掌もいて、乗車券を精算された事もあります。
投稿情報: MT54 | 2008年5 月24日 (土曜日) 05時05分
私も「えきねっと」は案外考慮されているんだなと感じました。
確かこの機能は一旦リリース時期が延期された記憶があります。理由は定かではありませんが、JRの運賃は必ずしも点と点を結んでキロ数計算すれば算出できるものでもないので、相当難儀なプログラムだったことは想像されます。
投稿情報: 今出川@奈良 | 2008年5 月24日 (土曜日) 13時21分
ただし通過連絡とかが絡むと、表示通りの経路の乗車券が発券されます。3月に試した時にそうなりました。
御徒町~新宿(小田急線)登戸~南多摩をえきねっとで申し込んだら、御徒町から新宿までのルートで申し込むと
・神田経由中央線
・秋葉原経由総武・中央線
・山手線内回り
・山手線外回り
・赤羽経由埼京線
の5ルートが出てきて、大都市近郊区間内だからと適当な経路で申し込み、御徒町MVで受け取ってから何気に運賃表を見て発覚しました。
すぐに窓口で発行替えしてもらったのは言うまでもありません。その際窓口係に「最短経路を確認しないのが悪い」と言われましたが、そんなこと言われる云われはないかと思います。
投稿情報: ふりこ | 2008年5 月25日 (日曜日) 23時18分