外房初日の出号(特急)
◆種別:特急
◆運転区間:高尾~千倉(勝浦廻り)
毎年大晦日~元日の晩に運転される恒例の列車です。1・2号は特急列車として運転されています。車両は年によって若干の変化はあり、今年はJR東日本幕張車両センターの255系でした。普段から房総方面の特急列車に使用されている車両ですが、千倉行の設定がなかったのか方向幕は「特急」となっていました。列車の写真は千葉駅で撮影したものです。
(千葉駅発車案内)
東京方面から千倉へは内房線廻りの方が距離も近く速そうな気がしますが、なぜかいつも外房線経由で運転されています。私は今回初めて乗車しました。千葉駅発車時点で指定席はほぼ満席でしたが、逆に自由席はガラガラでした。一週間前に空席を見てもらった時にはかなり余裕があるとのことだったので、直前で一気に埋まったんだと思われます。私の指定席の隣は既に爆睡していたので、私は座らず自由席に移動しました。
乗客のほとんどが房総方面まで行くわけではなく、蘇我・茂原といった途中駅でも意外に多く降りました。きっと東京で年越しをして帰ってきた人たちなんでしょう。茂原駅を発車したあたりから爆睡モードに入り、目が覚めたのは安房天津駅で運転停車中に検札が回ってきたときでした。事情はあったのかもしれませんが、どうしてもっと早い時間に来てくれなかったのかとちょっと苛立ちを覚えました。
千倉駅には地元・南房総市が用意した南千倉海岸~道の駅「潮騒王国」へ行く周遊バスが止まっていて、南千倉海岸まで無料で行くことができました。南千倉海岸に着いたのは6時20分頃で、日の出まで30分前のタイミングでした。初日の出に合わせて高徳院住職による大護摩焚きが行われており、私も貰った護摩木を火に投入しました。護摩焚きで暖を取りながら、日の出を待ちました。
首都圏は晴れるという天気予報(←今さら信じちゃいないですが)に反して海面には雲がかかっていました。初日の出時刻は6時40~50分と予想されていましたが、実際に太陽が雲間からのぞいたのは7時近くになりました。普段の初日の出と違って厳かな気分になりました。この企画が今年限定なのか昨年以前から開催されていたのかはわかりませんが、なかなか良い企画だと感じました。
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