はやて305号
(東京駅発車案内)
今年GWの臨時で仙台発大宮行の「はやて」が運転されました。大宮行というのはどことなく東北新幹線開業当時を彷彿とさせます。今秋は行楽用の臨時列車として、週末や連休を中心に東京発仙台行と仙台発上野行の「はやて」が2本ずつ設定されました。そのうちの「はやて305号」に乗ってきました。
東京 大宮 仙台 東京~仙台間所要時間
やまびこ45号 8:20 → 8:46 → 10:28 2時間08分
はやて7号 8:28 → 8:54 → 10:11 1時間43分
はやて305号 8:32 → 8:58 → 10:33 2時間01分
はやて9号 8:56 → 9:22 → 10:37 1時間41分
こうやって見ると305号の所要時間は「やまびこ45号」と7分しか差がありません。大宮~仙台間で「やまびこ45号」は宇都宮・郡山・福島に停車しますが、305号はノンストップにも拘らずです。それどころか305号は4分前に出た7号には22分差つけられ、24分後に出た9号には4分差まで迫られています。
この305号については停車駅こそ大宮~仙台間ノンストップですが、仙台着の上に所要時間は「やまびこ」並の鈍足で、「はやて」を名乗るにはどうも違和感があります。
当初、「はやて」は八戸行の新幹線として「やまびこ」から分離しました。しかし、その後平成17年12月に盛岡止まりの列車が登場し、行き先別の区別から東北新幹線内の速達タイプという扱いに変貌しました。そんな経緯からしても、仙台止まりで鈍足な305号が「はやて」を名乗る理由はないような感じがします。無理に「はやて」としないでも、自由席付きの「やまびこ」でよかったのではないかという気がしてなりません。
東海道・山陽新幹線では臨発は必ず、運用に見合った列車で種別を設定しますよね。臨時「ひかり」では時々、「のぞみ」並の駿足列車もあります。
長野・上越新幹線もある程度はちゃんとした区分けがなされてますし、東北新幹線だけが「やまびこ」より「はやて」を優先した設定ダイヤになっていて違和感を覚えます。八戸~東京間の速達便として設定されたはずなのに、盛岡発着が出来たり、臨時でこのような列車が走るのはちょっと納得がいきませんね。まるで全車指定席を奨励するかのようです。
投稿情報: MT54 | 2007年11 月25日 (日曜日) 01時42分
「やまびこ」と「はやて」は徐々に違いが曖昧になっていて、今や
・自由席の有無
・大宮~仙台間の停車駅
ぐらいしか違いがないように思います。とりあえず指定席の割合を増やしたいんだろうなぁという思惑は私も感じました。
ちなみにこの列車ガラガラでした。
投稿情報: 今出川 | 2007年11 月25日 (日曜日) 11時32分