北陸
▼種別:特急
▼運転区間:上野~金沢(1日1往復)
「北陸」という列車の登場は上野~大阪間の夜行急行列車で、昭和25年にまで遡ります。経由は東北線~高崎線~上越線~信越線~北陸線~東海道線という今ではとてもありえないような経路でした。昭和31年に上野~福井間に短縮されました。
その後区間の変遷はありましたが、昭和50年に寝台特急に格上げされてからは車両以外特に変わらず現在に至ります。車両はJR東日本尾久車両センターの14系客車です。
この列車は急行「能登」と区間・経路ともにまったく同じです。所要時間は停車駅が多いにも拘らず電車である「能登」の方が優勢です。
<北陸号>
上野(23:03)
→直江津(通過)/糸魚川(4:35)/富山(5:33)/金沢(6:30)
(他の停車駅:大宮・高崎・魚津・高岡・津幡)
<能登号>
上野(23:33)
→直江津(4:13)/糸魚川(4:41)/富山(5:41)/金沢(6:36)
(他の停車駅:大宮・熊谷・泊・入善・黒部・魚津・滑川・小杉・高岡・石動・津幡)
私が乗ったのは1回だけです。B寝台1人用個室(ソロ)を狙っていたんですが、あいにく満席で普通の2段式寝台にしました。同じ料金なのでやはりソロから埋まっていくようです。個人的には夜行列車冬の時代に同じ区間・経由の列車が2つも残っているのか不思議です。いずれどちらかに統合されてしまうのではないかと予想しています。
写真は富山駅で撮影した下り(金沢行)のものです。大雪の影響で到着が大幅に遅れ、この時は朝の9時半ぐらいだったと思います。牽引機関車はJR東日本長岡車両センターのEF81です。
【補足:2010/12/15】
「北陸」は平成22年3月のダイヤ改正で廃止されたので、カテゴリーを追加しています。
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