ひかり345号
▼種別:新幹線
▼運転区間:新大阪→博多
(小倉駅)
新幹線のヲタ列車です。JR東日本やJR西日本ではたまにやりますが、JR東海はまずやりません。
山陽新幹線博多開業30周年を記念して今年の3・4月に運転されました。車両は山陽新幹線区間で「こだま」運用で細々と生き残っている0系で、白と青の昔ながらの塗り分けの車両でした。
しかもこの列車の乗客限定で博多に着いた後JR西日本の博多総合車両所を見学できるという特典付でした。純粋に新幹線の車両所を見学したかったのと、東海道から消えて久しい0系に乗るべく、「ムーンライトながら」→「ひかり」を乗り継いで新大阪まで乗りに行きました。6両と短くはなりましたが、車両の質感や走行音は「やはり0系」という雰囲気が出ていて、はるばる来て良かったなと感じました。
しかし、新下関駅を定刻で通過し新関門トンネルに入った10時53分ごろ、順調に走っていた「ひかり345号」に急ブレーキがかかり、車内が真っ暗になって新関門トンネル内で停止しました。車内放送で福岡県北部で大きな地震があり運転見合わせの旨の車内放送が入りました。後に「福岡県西方沖地震」と命名された地震に遭遇しました。
すぐに送電は復旧しましたが、結局トンネル内に1時間半閉じ込められて徐行運転で小倉駅に到着し、運転打ち切りとなりました。当然、車両所見学も中止です。小倉まで来た0系ひかりはそのまま岡山行の「こだま」として、元来た道を戻りました。写真は小倉駅で撮影したものです。
ちなみに災害などで運転打ち切りになって旅行を取りやめる場合、乗車券と特急券が無手数料で払い戻しになるばかりでなく、無賃で発駅まで戻る(無賃送還)ことができます(ただし、戻る過程での途中下車はできません)。私は名古屋市内→二日市間の普通乗車券を持っていたので、名古屋まで無賃で戻ることができたというわけです。せっかく西のほうへ来たので広島の親戚や京都の同期にも会いたい気がしましたが、迷った末に無賃送還で名古屋まで戻りました。九州では小倉のキオスクで「めんたいこ」買っただけで終わりました。
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