Wきっぷ
平成18年からJR東日本仙台支社で発売されている2枚綴りの回数券です。形態としてはJR九州で発売している「2枚きっぷ」の完全なパクリです。有効期間は1ヶ月で、仙台か郡山のいずれか発着が設定されています。必要な料金券を買い足せば新幹線や特急列車も利用できます。
私が使用した山形~仙台間は2枚で1500円です。1枚当たり750円で正規運賃が1280円なのでかなり安上がりです。ただし、同じ区間には山形交通と宮城交通の高速バスが走っています。片道900円ですが、両社共通で使える2枚回数券が1600円(1枚800円)で、6枚回数券は4600円(1枚756円)とかなり肉薄されます。
JR 高速バス(山交ビル~仙台駅前)
- 本数(日) 18往復 73往復
- 最速所要時間 66分 60分
- 山形→仙台始発 5:43(6:49着) 5:50(6:56着)
- 仙台→山形始発 6:10(7:37着) 6:25(7:25着)
- 山形→仙台最終 21:46(23:04着) 21:50(22:56着)
- 仙台→山形最終 22:16(23:33着) 22:30(23:32着)
本数やダイヤはこんな感じです。高速バスの1日73往復というのは都市間連絡バスが非常に発達している九州ならまだしも、本州ではちょっと見かけない数字です。列車は本数は少ないですが、車両を繋げば多少は輸送力をカバーできます。高速バスは仙台駅以外にも仙台市中心部の停留所まで乗り入れるフットワークの良さがあります。
私が仙台にいた頃はJRが殿様商売でこういったきっぷはなく、ちょっとした遠出には「南東北フリーきっぷ」を利用していました。おそらく規制緩和で高速バスの本数が増発されるようになってからだと思います。でも、客観的に見ても現状バスの方が優位かなという感じがします。
ちなみにJR東日本のトクトクきっぷの検索ページで「Wきっぷ」と入力しても、このきっぷは検索結果に出ません。「W(ダブル)きっぷ」と券名のとおりに入力しないといけません。HPの作りがあまり賢くないです。
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