岐阜新幹線スーパー回数券
東海道新幹線の「ひかり」・「こだま」しか停車しない駅発着の回数券は「ひかり・こだま自由席(指定席)回数券」として発売されています。かつては「新幹線自由席(指定席)回数券」と称していましたが、平成15年10月より現在の名称になっています。
ただし、一部には例外があります。東京都区内・横浜市内~岐阜羽島間については「岐阜新幹線スーパー回数券」として発売されています。何が「スーパー」なのかは未だによくわかりませんが、岐阜羽島駅の他に岐阜駅も利用可能なのが特徴です。岐阜羽島停車の「ひかり」か、名古屋停車の「のぞみ」の指定席が利用できますが、「のぞみ」利用時の名古屋~岐阜羽島間は自由席利用になります。自由席用やグリーン車用はなくて、普通車指定席用のみです。
岐阜羽島駅は県庁所在地の岐阜市ではなく、岐阜県羽島市にあります。首都圏から岐阜市への往来は岐阜羽島駅から名鉄羽島線に乗り換えるか、名古屋駅でJR東海道線か名鉄名古屋本線に乗り換えることになります。
岐阜羽島駅に停車する「ひかり」は日中1時間に1本で、名鉄羽島線へは隣接する新羽島駅から日中1時間に4本で、30分程度要します。片や、名古屋駅には「のぞみ」を含む全列車が停車し、日中1時間に4本運転されている東海道線の快速列車(特別快速・新快速含む)は名古屋~岐阜間を最速18分で結びます。首都圏から岐阜市への往来は名古屋駅乗り換えの方が便利というのが現状です。 この「スーパー回数券」はそんな実情に合わせて、岐阜羽島駅と岐阜駅を選択できるようにというきわめて合理的な判断したと思われます。
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